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zakky's report

ネタバレ上等ブログ

 

小説

死亡フラグが立ちました!

『バリ3探偵 圏内ちゃん』に続く七尾与史作品。実はこちらがデビュー作とのこと。しかもウィキペディアによれば、 第8回『このミステリーがすごい!』大賞の最終選考で受賞は至らず落選するも、内容が評価されて隠し玉(編集部推薦)として出版された とのこ…

バリ3探偵 圏内ちゃん

『ドS刑事』シリーズ などで有名な七尾与史作品縁あって読むことになったので感想を。今風な感じでなかなか楽しめた。最終章までに犯人を2人まで絞れたけど最後の2択でしくじった。まあ2人に絞ったのも消去法使いまくったし、圏内ちゃんみたいにはいかん…

セカンド・ラブ

帯にある”『イニシエーション・ラブ』の衝撃、ふたたび”の言葉はさすがに大げさかと思ったが、それでも素晴らしいミスリードっぷりだった。今回はどういう騙しが入ってるのか、と用心しながら読んでも見事に騙された。ちょっと設定自体にトリッキー、そして…

エデン

ジロ・デ・イタリア2011、第3ステージでのウォートル・ウェイラント選手の事故死。あまりにも痛ましい事故で前作『サクリファイス』を思い出した。そして、それがきっかけとなり、この続編の『エデン』を読了。 何とも、、、本当に何とも言えない気分に…

巡査の休日

北海道警察のノンキャリ刑事が巨大な警察汚職に迫る道警シリーズの第4作。といっても今回は汚職絡みではなく、純粋に事件捜査のストーリーになっている。かつて強姦犯に襲われかけた女性に再び脅迫メールが届く。北海道よさこいソーラン祭りの混乱に乗じて、…

Nのために

湊かなえ作品第4弾。今回は腹黒女子高生はでませんw とはいえ、人物の内面にあるドロドロした腹黒さは今回も健在。また、それぞれの人物視点での独白が新たな新事実を読者に突きつけるという形も従来どおり。ただ、うまくつながってるようで実は何か噛み合…

ボトルネック

『インシテミル』の著者、米澤穂信の作品。単純なパラレルワールドものとして楽しめたが、なぜパラレルワールドに飛んだのかがよく分からなかった。パラレルワールドを行き来する瞬間に死んだ彼女からの呼びかけがあったが、あれはどういう意図だったのか?…

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

話題の「もしドラ」やっと読了。発売間もなく本屋で見かけるもなかなか縁がなく読めなかった。NHKアニメ化http://www9.nhk.or.jp/anime/moshidora/>>が決まったり、パクリ本が話題になったりして盛り上がってたので、これを機に読んでみました。ストーリ…

無限ループ

謎の女子高生ヨーコから怒りの度合いによって相手から金を奪い取れるという不思議な箱(通称シルバーボックス)を入手し、それによって多額の金を得て、そしてそのせいで身を滅ぼすという破滅系ストーリー。他人から突然特殊能力を授かり、そして同じ能力を…

オフシーズン

『隣の家の少女』の衝撃も覚めやらぬうちに、ケッチャムのもう1つの代表作である本書を読み始めた。頭をノーマルモードに戻したら、この本を読むタイミングを逸してしまいそうだったので。。。amazonのレビューで散々な文句が書かれていたので序文を読まず…

隣の家の少女

上野駅構内の書店で「最悪な事が起こります」みたいなフレーズの宣伝POPに気になって手にしてしまった本。。。 うーむ、確かに最悪。なんとも言えない不快さだ。でもこれは評価が分かれる作品だと思う。否定するのは簡単だが、本作品は単なる鬼畜作品ではな…

贖罪

『告白』の映画化で話題の湊かなえ。 『告白』『少女』に続く第3作で、『告白』の本屋大賞受賞後第1作として発表された作品。作品全体に漂う雰囲気は『告白』のそれを思い出させる。また『少女』でキーワードとなっていた「因果応報」という言葉も思い起こ…

穴 HOLES

1999年度のニューベリー賞(世界最初の児童文学賞)受賞作品。どこかのブログか、雑誌か、忘れてしまったが、この小説が絶賛されていたので読み始めたが、前半途中まではイマイチ良さが分からない状態。ところが徐々に現在と過去のストーリーがリンクし…

プリンセス・トヨトミ

「このことは誰も知らない。五月末日の木曜日、午後四時のことである。大阪が全停止した。・・・」という印象的な文章から始まる歴史浪漫(?)ストーリー。『鴨川ホルモー』『ホルモー六景』の京都、『鹿男あをによし』の奈良に続くのは関西の中心地大阪。…

製鉄天使

あの名作『赤朽葉家の伝説』の続編というかスピンオフというか、、、 あの作品の二代目の赤朽葉毛毬が本作品の主人公、赤緑豆小豆だ。 なんでわざわざ名前を変えたのか? 『赤朽葉家の伝説』とはあまりにも雰囲気が違いすぎるから?マブイスケ、総番、鬼ゾリ…

走れ!T校バスケット部

都立T高校の弱小バスケット部のサクセスストーリー。読み終わって、一番の感想は誰が主人公だったの? ということ。なんかまとまりがないというか、、、テンポは悪くないと思うが、ありがちなプロットと文章の稚拙さが目立って個人的にはハマらなかった。か…

少女

あの『告白』で衝撃的なデビューを果たした湊かなえの第2作。『告白』のレビューはこちら 告白 - zakky's report 今回も『告白』同様に後味が悪い。よくもここまで期待通り?に後味を悪くできるもんだと感心してしまった。これが今時の女子高生なんだろうか…

シュガーダーク 埋められた闇と少女

『涼宮ハルヒの憂鬱』以来6年ぶりの角川スニーカー大賞受賞作ということで手にしてみた。とにかく暗い、、、そしてファンタジーっぽい、ちょっと苦手な分野だなぁ。。。というのが第1印象。実際読んでみたらハルヒで受けたような衝撃はなく、正直、これが…

告白

湊かなえのデビュー作にして2009年本屋大賞受賞作品。期待が大きかったのにそれ以上に楽しめた作品。これでデビュー作というのが本当にすごい。次が続くことを祈る。中学生が担任女性教師の娘を殺してしまう事件を通し、その関係者の告白だけで進んでい…

夜は短し歩けよ乙女

『読書メーター - あなたの読書量をグラフで記録・管理』で2009年上半期にもっとも読まれたとかって記事になっててちょっと読んでみた。「命短し恋せよ乙女」から捩ったタイトルがとてもキャッチー(死語かな?汗)で、後述するがネーミングセンスが個人…

涼宮ハルヒの消失

ちょ、これはスゴイ。。。 過去3作『涼宮ハルヒの憂鬱』『涼宮ハルヒの溜息』『涼宮ハルヒの退屈』は全てこの作品のためにあったと言っても過言じゃないくらい、ものすごいレベル。 これまでの出来事やキャラ設定などの積み重ねを余すところなく利用しつく…

涼宮ハルヒの退屈

第1作『涼宮ハルヒの憂鬱』と第2作『涼宮ハルヒの溜息』の間のSOS団の日常を描いている。表題作「涼宮ハルヒの退屈」他、「笹の葉ラプソディ」「ミステリックサイン」「孤島症候群」の計4本+プロローグの短編集となっている。 まぁ、普通にドタバタ学…

警官の紋章

『笑う警官』『警察庁から来た男』に続く佐々木穣の道警シリーズ第3弾。シリーズ過去2作同様、複数の捜査が同時進行し、徐々に一つの巨大な腐敗へと収束していく。その事実は第1作『笑う警官』の結末はただの入り口に過ぎなかったことを明らかにする。 ち…

警察庁から来た男

佐々木譲の道警シリーズ第二弾。 今回は警察庁の監察官が道警に乗り込んでくる話。そしてそこから道警の裏にはびこる暴力団との癒着が浮かび上がってくる。話は少し突拍子もないが、ストーリー展開が絶妙で前作以上のノンストップストーリーに仕上がっている…

涼宮ハルヒの溜息

ハルヒシリーズ、さっそく2作目。。。やべぇ、かなりハマった。。。 今回は前作『涼宮ハルヒの憂鬱』から半年ほど経過した秋、文化祭の話。いや、文化祭の準備の話か。今回のSOS団はハルヒの思いつきにより文化祭で自主制作映画を上映することになる。そ…

涼宮ハルヒの憂鬱

つ、ついに、、、ライトノベルに手を出してしまった。渋谷のブックオフでライトノベル150円均一セールなんてやってたもんだからつい、、、(汗) 今までも目にする機会はあったんだけど、萌え系=くだらん、けしからん、って感じで避けてた。が、ちょっと…

東京島

32人が無人島に漂着するサバイバルストーリー。これだけならなんてことない普通の話なんだけど、この32人のうち女性がたった1人という設定が興味を引く。 実はこれは実際に昭和19年に起きたアナタハン事件がモチーフになっており、この事件では1名多…

笑う警官

『警官の血』でも知られる佐々木譲の道警シリーズ第一作。 数年前に北海道警察で起きた組織ぐるみの汚職事件をモチーフにしているらしいが、これが本当だとすると警察って、、、という感じがしてしまう。 でも、身内に甘い体質ってのは昔から言われてるから…

その時までサヨナラ

本屋で見かけてずーっと気になってた本。なかなか読む機会がなく、やっと読めた。。。 山田悠介といえば、あの『リアル鬼ごっこ』の衝撃デビューで有名な作家。 これまで同氏の作品に触れる機会がなかったが、今回読んでみて思ったのは、題材が重いのに作品…

ホルモー六景

全長20cmという小さな身体に茶巾絞りの顔、「きゅるる」と鳴いて、「きゃあきゃあきゃあ」と囃し立てる。レーズンで”すぽぽっぽん”と体力回復して、「ぴゅろお」と消えていく、あのオニたちがまた帰ってきた。 『鴨川ホルモー』の続編、いや、サイドスト…

特命

本屋で見かけて気になっていた本。警察小説にハマっている自分の琴線に触れたんだけど、ちょっと期待ハズレ。。。 とにかく難しいのと、主人公が報われず、何か最後は巨大な闇に包まれ、うやむやにされてしまった感じ。主人公だけでなく、ここまでがんばって…

震度0

『半落ち』、『クライマーズ・ハイ』と並ぶ、横山秀夫氏の超有名作品。 地方警察幹部の警察庁キャリアと地元ノンキャリアの暗闘を描いた警察小説。 単なるキャリア対ノンキャリという構図ではなく、キャリア同士、ノンキャリ同士も気を許さず、要するに幹部…

鴨川ホルモー

「ホルモー」という何とも言えない響きだけがずっと気にはなっていたんだけど、不思議と読む機会もなかったし、読む気にもならなかった。が、うーん、よく分からないが結局読んじゃった。これも「ホルモー」のお導きか。。。 予備知識ゼロで読めたのが良かっ…

切羽へ

★★★★☆ 切羽へ価格美しい作品二十歳そこらのガキが読んでも深く味わえない小説が直木賞を受賞して、喜ばしいことです。団塊の世代が大量にリタイアして、よき読者になることを期待すれば、この傾向がしばらく続いて欲しいと思います。 淡い色... 第139回直木…

陰日向に咲く

★★★★☆ 陰日向に咲く劇団ひとり価格爆笑問題太田光も大絶賛短編オムニバス形式で、それぞれの話がところどころリンクしている構成。笑いあり、涙あり、1つ1つの話にちゃんとオチもある。演出過剰でクサすぎる場面が多々あり、それをどうとらえるかで評価が変…

クライマーズ・ハイ

1985年に起きた御巣鷹山の日航機墜落事故を追った記者達の物語。単独航空機としては世界最大となる事故を目の当たりにした地元新聞社の混乱ぶりは凄まじい。特にNHKニュース速報、続けて共同通信ニュースが入った時の描写は何とも言えない臨場感。鳥…

殺戮にいたる病

★★★★★ 殺戮にいたる病 (講談社文庫)我孫子 武丸価格アッと お ど ろ くそれにしても我孫子さん。器用な人だわwこの時系列バラバラの使いかたは巧いとしかいいようがない。まず9割の人は騙されるだろう。ただ難点をあげるとすれば、性描写が生々しいので途中…

サクリファイス

★★★★☆ サクリファイス近藤 史恵価格ヨーロッパの青空と乾いた空気が似合う,カラっとした作品3000m走で高校総体を獲りながら,勝利の期待を背負って走ることを嫌って自転車に転向した白石誓。この駆け出しのプロロードマンは,エースのために風を受け,時に…

悪果

★★★★☆ 悪果黒川 博行価格関西アウトロー黒川博行はもっと評価されていい作家だと思う。この作品は近年にないピカレスク小説。リアリティはそこいらのノンフィクションを蹴散らし、読者の頭の中で人物が動き回る。警察官がイイ人ばかりじゃないことは皆が... …

鹿男あをによし

★★★★☆ 鹿男あをによし万城目 学価格ロマンティストは計画家。前処女作『鴨川ホルモー』と同じで主人公の顔が浮かびにくい。今回は名前すらない。そして心情もあまり描かれていない。この点がスバラシイ。心情は読者自身があれこれと想いをめぐらせればいいの…

インシテミル

★★★★☆ インシテミル米澤 穂信価格閉鎖空間の疑心暗鬼 設定が少々強引だが、限定された条件で推理する楽しさを味わえる。心理実験めいた殺人ゲームだから、論理と謎解きが本作品のキモとなる。 中程まで読んで、はじめの、いわくありげな「モニターは…」の記…

警官の血 下巻

★★★★★ 警官の血 下巻佐々木 譲価格上巻がしっかりとした伏線になった。 上下巻に渡る佐々木氏の大作「警官の血」であるが、上巻がしっかりとした伏線を引いているので、下巻がしっかりと重厚なドラマとして生きてくる。 欲をいえば、さらにストーリーを先に…

警官の血 上巻

★★★★☆ 警官の血 上巻佐々木 譲価格内容が濃い!!内容がとても濃い作品です。警察官としての三世代の物語に終わらず、日本の社会、犯罪の歴史を交え、個人と組織の葛藤、そして祖父、父親死亡の謎、ラストの爽快感、一気読みの充実度120%。字数は、あまり多…

カカオ80%の夏

★★★☆☆ カカオ80%の夏 (ミステリーYA!)永井 するみ価格すっきり凪は高校2年生。クラスメートの雪絵に付き添って彼女の洋服を買いに行く。数日後、その雪絵が書置きを残して行方不明になる。凪は雪絵を探すが、その背後にあるものは・・・。いやぁ?爽快でした…

葉桜の季節に君を想うということ

★★★☆☆ 葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫 う 20-1)歌野 晶午価格葉桜の季節にハードボイルドなイントロダクションから罠にはまります。トリッキーではないのですがやられた感のあるエピソードが全てネタバレを含みます。ただ作品の質と読みたかった…

半落ち

なかなか考えさせられるテーマだった。県警と検察の確執、現職警官の犯罪、マスコミの報道姿勢、骨髄バンクのドナー制度、アルツハイマー病などなど。ただ残念なのは、2時間弱の映画にまとめるにはちょっと押し込み過ぎ。かなりの消化不良。原作ならもっと…

ハサミ男

ハサミ男 (講談社文庫) 殊能 将之 価格 巧妙な罠&二重のどんでん返し ミステリー小説といえば、専ら海外の作品しか読んできませんでしたが、この『ハサミ男』は読み応えがあり、とても面白かったです。 読者を巧みにミスリードしていく構成の妙、そしてラス…

イニシエーション・ラブ

イニシエーション・ラブ (文春文庫) posted with あまなつ on 2011.06.06 文藝春秋(2007-04)売り上げランキング: 3087 Amazon.co.jp で詳細を見る これはスゴイ。まんまと騙された。。。この類の小説は何度か読んだけど、ここまで鮮やかで衝撃を受けたのは初…

クー/鏡面のクー

クー 竹本 健治 価格 凄い・・武本さんって言うと、類子×牧場シリーズが印象深かったりするのですけど、コレは打って変わって、SFバイオレンスです・・。おまけに凄まじい凌辱の嵐。なまじフランス書院の官能小説など及びもしないほどの筆力... 正直、何か…

夜のピクニック

夜のピクニック (新潮文庫) 恩田 陸 価格 恐るべしピクニックタイトルからまさかこんなにヘビーな学校行事の話とは思わなかった。ピクニックではない。競歩会という感じ。歩行祭の描写があまりにもリアルですが、著者はこんな体験を高校生活で送ったのかな?…