zakky's report

ネタバレ上等ブログ

県庁の星


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県庁エリート公務員が民間スーパーに研修で派遣され、スーパーを、そして自らを改革していくサクセスストーリー。

(「MARC」データベースより)

小学校の時からずっと成績優秀、品行方正。役人根性全開の県庁のエリートが、田舎のスーパーにやって来た。手に汗握る、役人エンターテインメント! サラリーマンも身につまされる役人意識構造改革ストーリー。

 

 

 

映画を見る前に原作本をと思って読んだが、映画予告編からの印象とはかなり違った。一番の違いは柴先コウ演じる二宮さんの設定。うーん、こっちはおばさんキャラでした。子供も二十歳だし。。。確か映画の二宮さんは「年下のパート」という設定だったはず。

全体は3部構成になっていて、部を追うごとに主人公野村(県庁さん)の心境が変わっていくのがよく読み取れて、読んでいて気持ちよかった。

第1部では寂れたスーパーに配属され、民間の考え方にも馴染めずに腐り、第2部では役人ならではの自分なりの考えで行動し、他の従業員と衝突しながらも何かを掴みかける。そして、最後の第3部では役人気質がすっかり抜け、お客様や周囲の従業員をきちんと見て、ルールよりも必要性を考えるようになる、といった流れ。ほんと分かりやすい。

個人的にはやはり第3部が読んでいて一番楽しかったので、この部分をもう少しボリュームアップしてほしかった。もしくは研修後のエピローグをもう少し長くしてほしかったなぁ、と。まぁ、これはこれで絶妙のバランスだとは思うけど。。。

それからもう一つ、裏主人公の二宮さんが息子との信頼関係を修復していくという裏ストーリーも平行して進んでいって、こっちはこっちで良かった。二宮さん、スーパーでの働きぶりは認めるところなんだけど、家庭での息子に対する考え方はちょっとなぁ、という感じでした。(息子も息子なんだけど)まぁ、これが最後はスッキリとした感じで良かったです。

あと、実際のスーパー内部はこんなヒドイとは思わないけど、何となく地元のスーパーの見方が変わりそうな気も。あと役所なんかも。。。

まぁ、何はともあれ、いろんな意味で早く映画が見たくなる本でした。