ザキレポ

ネタバレ上等ブログ

県庁の星

原作本チェック済み(→こちら)ですが、映画は映画でまた良かったと思う。いろいろ詰め込みすぎ感はあるんだけど、織田裕二柴咲コウのテンポのいい会話が良かった。

(「MARC」データベースより)

小学校の時からずっと成績優秀、品行方正。役人根性全開の県庁のエリートが、田舎のスーパーにやって来た。手に汗握る、役人エンターテインメント! サラリーマンも身につまされる役人意識構造改革ストーリー。

 

 

 

「お役所仕事」って言葉があるけど、スーパーに派遣されるまでの野村はまさに「ザ・お役所仕事」って感じのエリート職員。特にあの前向きに検討するってのとか、書類のハンコをもらう順路などをマニュアル化してるあたり。まぁ、県庁の中ではこういう人が仕事ができる人って言われるんだろうけど。

二宮さんも最初は何かツンツンしてて、何もそこまで言わんでも。。。と思うところもあったけど、ツンデレ好きにはたまらん設定なのかもしれない。(笑)

原作よりも、挫折感を強くしてあるのでその後の感動も大きく感じられた。それから、原作にはない恋愛要素も加わっていたのも良かったし、県庁に戻ってからのその後のストーリーが追加されていたのも良いんじゃないかと。

でも、最後の知事の変貌ぶりにはちょっと引いてしまったかな。てっきり野村の理解者だと思ってたんだけど、実は一番えげつなかった。あれは次長に言いくるめられたんだとは思うけど。。。まぁ、スーパーと違って県庁を変えるのは相当大変で、それは野村も承知の上で、それでも本当に”前向き”にがんばってるのが良かった。

気になったのは最初のシーン。途中のシーンからの引用になってるんだけど、なんでああしたのか?意図が分からなかった。