売り上げランキング: 1106
今更だけどやっと見た。原作も見てないし、あんまり興味なかったが、何か話題になってるので見てみた。
で、かなり面白かった。前後編一気に見てしまった。でもこれ劇場でリアルタイムに見たら前編と後編の間が確か半年くらいあったはずだから結構辛かったかも。
それにしてもL(松山ケンイチ)の存在感がすごい。夜神月(藤原竜也)とどっちが主役か分からんくらい。
(「Oricon」データベースより)
人の死を決定づけるノート“デスノート”。退屈な死神が人間界にノートを落とし、拾ったのは世界に退屈しているエリート大学生、夜神月。「週刊少年ジャンプ」での連載スタートと同時に、圧倒的人気を獲得した、カリスマ・コミック「デスノート」の実写映画化の前後編に特典ディスクが付いた3枚組コンプリートセット。
まず、前編。
とにかくストーリーが斬新。こういう話だったんだ、と思いながら見始めた。主人公は天才エリート大学生、夜神月(これで”やがみらいと”と読む。)。警察庁警備部長の父親も自慢の息子だが、名前を書くとその人が死ぬという物騒なものを拾ったことで、法では裁けないような犯罪人を殺し始める。そして、ついには「新世界」の神キラとして犯罪人の虐殺を始めてしまう。
うーん、正義感が強すぎたのか、天才エリート青年もあっけなく壊れしまった感じ。。。最初は本当に正義感でやってたんだろうけど、途中からは悪魔そのもの。後編では一体どうなってしまうんだ?と心配になった。
そして、それに対抗するのが世界一の名探偵L。ICPO(インターポール)から送り込まれたらしいがよく分からん。途中までは代理人を通して連絡を取り、姿を現さなかったが、登場シーンには度肝を抜かれた。すごい風貌。基本的には美青年なんだが、顔は真っ白で目の下の隈は真っ黒。すごい猫背で常に何かお菓子を食べている。ただし、見た目はかなり軽薄そうだが、自分の信念を持ち、ミスにも揺るがない自信が見えた。
とまあ、結構良かったんだけど、こういう映画にしてはハラハラ感がなかった。あえてそういう撮り方にしたんだろうけど、人が死んでいくシーンがあっさり風味。特にFBI外人諜報員が次々死んでいくシーンは何かヒドイ。。。美術館での南空の拳銃自殺もなんか拳銃で頭撃ちぬいた割には血が出てない。ギリギリのところで警察が拳銃を撃って自殺を阻止したのかと思ったくらい。
あと、弥海砂(戸田恵梨香)の演技が何かヘン、下手とは違うんだけど、ちょっと違和感があった。
で、前編見終わった段階で、すぐ後編が見たくなった。というわけで後編。
後編は前編と違って弥海砂が重要な役割を担う。前編の最後に夜神月のノートとは別のデスノートを弥海砂が手に入れる。これを使って第2のキラとなる。展開からして、夜神月とは対抗するのかと思いきや、なんと手を組んじゃう。。。そういえば、弥海砂の演技が気にならなくなってきた。慣れたのか???
で、キラが2人になって大変な状態になるが、さすがはL。すぐに手を打つ。前編以上に2人の天才の頭脳戦、心理戦の色が濃く、個人的には後編の方がすき。それにしてもスゴイと思ったのは、デスノートの所有権を放棄することで、デスノートに関する記憶を一切なくし、再び手にすることでそのなくした記憶が再び戻るという仕様なんだが、それを夜神月が上手く利用するところ。記憶が戻ること見越して、わざと記憶を失うという、心理戦の高等手段。これに対抗するんだからLはスゴイ。
最後の後味はかなり微妙。夜神月もLも死を遂げるんだが、死の受け入れ方からすればLの勝利だろう。Lは見た目からは分からない人間性と事件への使命感がかなりよく出ていた。一方の夜神月も最後まで自分の信念を貫き通したが、最後はほとんど狂人の域に達していた。。。
ちなみにLの偽装死は何となく読めたんだが、その後の衝撃的な事実にはかなり驚かされた。さすがLだ。。。あ、Lが主人公のスピンオフ映画が企画されているらしいが、こちらも楽しめそう。期待してる。
売り上げランキング: 3321