ザキレポ

ネタバレ上等ブログ

ディスタービア

★★★★★
D・J・カルーソ
価格
サスペンス版「ガール・ネクスト・ドア」
前半はラブ・ロマンス、後半はサスペンス・スリラーという珍しい組み合わせ。監督曰く、この2つのジャンルを複合した映画は前例がないそうだ。また、スピルバーグから直々に監督指名を受けており、いかに彼の手腕...
あまなつShopあまなつで見る同じレイアウトで作成
銀色のシーズン』か『ジャンパー』辺りを観た時の上映前予告編ですごく気になっていた作品。結局タイミングが合わず劇場鑑賞は諦めたが、うーん、やっぱり劇場で観たかったなぁ。。。気にはなっていたけど、あまり期待していなかったのが良かったか。何か個人的には非情にツボにはまった映画。 サスペンスだけじゃなく、ホラーとしても十分楽しめた。何となく先は読めてしまうんだけど、それでもハラハラできるのは変なヒネリがなく、定石で攻めているからかな。

(「Oricon」データベースより) 全米興収3週連続No.1、全世界興収1億ドルを突破した驚異的スマッシュヒット作!学校での暴力事件を機に、自宅軟禁に処せられた高校生ケール。自宅に閉じ込められ、許された行動範囲は半径30m。退屈しのぎで近所を双眼鏡で覗いていたところ、隣人による殺人現場を目撃。殺人鬼との視線が交差したとき、緊迫の駆け引きが始まる…。ハラハラドキドキしっぱなしの展開に目が釘付けのサスペンス・スリラー!

主人公のケール、何か垢抜けない感じがするんだけど、どこかで見たことあるなぁ、、、なんて思ってたら、何と『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』で”ジュニア”役だったシャイア・ラブーフじゃないか。何か最近売れっ子だ。そういえば、次回主演の『イーグル・アイ』も予告編的にはなかなか気になっている。 ストーリーとしては、主人公のケールが自宅から双眼鏡で覗きを楽しんでいると、偶然殺人鬼を見つけてしまうという、いかにもありがちな設定だ。ただ、勘違いしていたのは、てっきりケールは車椅子か何かに乗っていて自宅から出られないとかって設定だと思っていた。 冒頭の迫力ある交通事故シーンを見た瞬間、あー、これで歩けなくなっちゃうのね、かわいそう、、、と勝手に解釈していた。ところが1年後、何か普通に歩いてる〜!? どういうこと???と思ってみてると、学校で教師をぶん殴り、その結果、3ヶ月の自宅監禁の刑が科されてしまった。そんなんかよ!とツッコミつつ見ていたが、この監禁刑のシステムがなかなか面白かった。足首に特殊な機器を取り付け、自宅から半径30mよりも外に出ると機器が反応し、警察官がかけつけるというシステム。これを3回繰り返すとさらに重い刑が科されるらしい。性犯罪者とかでこういう機器を取り付けてGPS監視するなんて話は聞いたことあるが、少年事件の自宅監禁刑なんかでも使われるのね。自宅監禁刑ってどうなんだろう?引き篭もりでもない普通の人間が受けると結構キツイんじゃないかなぁ。。。 さてさて、自宅監禁中のケールだったが、隣に超美人のアシュリー(サラ・ローマー)が引っ越してきて覗き開始。このアシュリーが本当にカワイイ。何か昔の瀬戸朝香を思わせる美女っぷり。プールサイドのシーンをはじめとしたサービスカットもなかなか素晴らしかった。この女優さん、まだあまり映画とかに出てないみたいだけど、これから出てくるのかな??? そしてケールは覗き範囲が拡大していく中で、隣人のターナー(デヴィッド・モース)が世間を騒がす連続誘拐殺人事件の犯人ではないかと疑いだす。アシュリー、親友ロニー(アーロン・ヨー)と3人でターナー調査を行うことに。 ところがこのターナーがさすがに手強い。これまで何人もの女性を殺害して逃げ切っただけのことはある。とにかく紳士的で余裕があり、その態度からは犯人とは思えないんだけど、顔がね、、、かなりの悪人顔なんですね。『16ブロック』でもその悪役面を活かした悪徳警官役だったし、この人は何かそういう役がとてもしっくりくる。そんな悪人面のターナーだが、ケール達の作戦が甘すぎてなかなか尻尾を掴めない。騒動の勢いでケールは自宅から30mの境界線を越えちゃったりして、警察が駆けつけたりするんだけど、その時もターナーは全く疑われない。むしろケールが狼少年状態だ。 最後はケールの母親ジュリー(キャリー=アン・モス)がターナーに捕まり、危機一髪ってところでケールがターナーを撃退する。何かこういう時って大抵警官はやられる。。。最後にターナーにやられた警官、ちょっとカワイそう。死んじゃったのかな??? 何か首をゴキってされてた。。。 まぁ、どっかで見たようなコテコテのサスペンスなんだけど、お手軽にハラハラしつつ、キレイなお姉さんも見られる映画ってことで、こういうのもアリでしょう。 あ、ちなみに映画のタイトル、ディスタービア(DISTURBIA)なんだけど、disturbが「妨害する」って意味なので、”妨害者”って感じでしょうか。だとすると、これは連続誘拐殺人犯のターナーから見たケールってことになるのかな。 ・ディスタービア@映画生活