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ネタバレ上等ブログ

 

封印されたミッキーマウス―美少女ゲームから核兵器まで抹殺された12のエピソード


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先日読んだ『封印作品の闇―キャンディ・キャンディからオバQまで』の続編となるリポート。 ミッキーマウスの絵を無断使用したとして、ディズニー社が小学校の卒業制作を消させたという話や、佐世保市の小六女児殺害事件の加害者が”NEVADAちゃん”としてネットアイドル化している話など、多数の封印ネタを取り上げている。 基本は雑誌で発表した記事の寄せ集めで、それぞれの話は非常に短くまとめられている。『封印作品の闇』を読んだ直後なのでちょっと拍子抜けした感じ。それに扱うネタも無理やり解釈すれば封印ネタなのかましれないが、むしろ古いネタだから情報が限られているだけで、誰かが意図的に封印しているネタは少ない。 中には面白いネタもあったが、何か封印されているというワケでもなさそう。誰も気にかけなかった結果、誰も知らない謎になっていたって感じの話が多い。ま、ちょっとした話のネタとしては面白かったかな。。。

(オンライン書店ビーケーワンより) 1987年、小学校の卒業記念に描かれたミッキーマウスの絵が、ウォルト・ディズニー社の抗議によって塗り潰された…。テレビや映画の話だけではない、12の「封印」現象を追う渾身のルポルタージュ集。

 前半は『封印作品の謎』や『封印作品の闇』の内容をちょっとまとめた感じで、真新しい内容のものはない。NEVADAちゃんは新ネタだったけど、内容が乏しい。まぁ、NEVADAちゃんが例の事件の加害者であることが発覚するまでの経緯がうまくまとめられていて、それはそれで興味深かったけど。

 あとは何か小笠原諸島の森に米軍の核兵器が隠されていたとか、企画倒れした成田新幹線の残骸とか、まぁ、封印ネタとしてはつまらなかった。。。

 本書のタイトルにもなっているディズニーネタ。小学校の卒業制作にディズニーキャラクターを無断使用したとしてディズニー社が圧力をかけて消させた話。これはまぁネタ的には面白かった。何と、日本ではミッキーマウスを始めとした一部のディズニーキャラクターの著作権が切れてるのだとか!ほんとか??? ネットで調べると解釈によっては微妙らしいけど。。。

 で、結局のところ真相は不明なんだけど、著者の大胆な仮説によると、著作権消滅を前にディズニー社が著作権に断固たる態度を取ることで、ディズニー社は著作権に厳しい、というイメージを持たせるための戦略だったのではないかと。この小学校はディズニー社の著作権戦略のスケープゴートにされたのではないかという話でした。

 うーん、、、ディズニー社は著作権に厳しいってよく耳にするけど、実はこの戦略の効果なのかもしれないと思うと複雑だ。

 他は何かつまらなかったなぁ。。。美少女ゲームに登場する美少女キャラが実は男で、そのことで制作会社に抗議が殺到した話とか、文豪志賀直哉がフランス語を日本の公用語にすべきと発言した話なんて正直どうでもいいネタだ。よりによってこのネタが最後ってのも残念だ。

 まぁ、安藤氏の場合、『封印作品の謎』『封印作品の闇』といったメインの作品が凄まじい渾身作品のため、この本や”封印された『電車男』 (Love & Peace)”といったサブの作品に物足りなさを感じてしまう。そう考えると、昨年11月に出た『封印作品の憂鬱』は期待できるんだよなぁ。早く読みたい。。。

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