小明（あかり）という元グラドル、現アイドルライター（でいいのかな？）の日記。
売れないアイドルの悲壮感のようなものがにじみ出ていて、自虐のオンパレード。マイナスオーラで満ち溢れている。でもそれほど陰鬱な感じがしないというか清々しさすら感じる文章は不思議。ある意味ものすごい文才の持ち主かも。なるほど、ライター転進も才能を活かしたってワケか。
そもそもこの本を手にしたきっかけはというと、書籍帯の背表紙側に載っていた２００５／１０／３の日記からの引用文。これがすごいインパクト。
Ｔバックとか、手ブラとか、ボンテージ姿や縛られたままでツイスターだとか、バナナを舐めたりしごくとか、ローション塗って全身いじくるとか、乳揉みだとか、尻揉みだとか、指さし棒で全身つつきまくりとか、手ブラで牛乳ぶっかけとか、マッサージ器で全身まさぐられて乳・尻マッサージだとか、前貼りだけとか……。好・き・勝・手・言・い・や・が・っ・て！ もう許してください。どうしてもやりたくありません。遠くに逃げたい。
うーん、すごい。。。この後、どうなったかというと、、、ネタバレになってしまうので、↓の方に書きます。
あと文字数はすっごい多いです。文字も小さめな上にページの印刷範囲が広くて端のマージン部分が少ない。なのでページ当たりの文字数がかなり多い。でも不思議と読むのが苦痛じゃなかった。文才だなぁ。
（書籍帯より）
助けてください 芸能界初の"エプロンアイドル"で注目……のはずがデビュー大失敗! 売れなくて精神崩壊! 頭もハゲた! 私、どうしたらいいんですか!? 絶体絶命の空振りアイドル、再起を賭けて処女作出版!
幼少の頃からいじめられて、姉がカリスマモデル。中学で不登校になるも高校時代に原宿でスカウトされ、真鍋かをりらを排出した第四回ホットドッグプレスドリームガールズにて準グランプリに輝きグラビアデビュー。ファースト写真集『エプロン宣言
といった、なんともやるせない過去。普通ここまでいったら芸能界にいないでしょ、と思わせる経歴だが、なんと今もちゃんと生き残っている。→小明の秘話＠墜落日記<<http://yaplog.jp/benijake148/>>
こんなカワイイ写真とかも→http://yaplog.jp/benijake148/archive/10911
こんなグロい写真とかも→http://yaplog.jp/benijake148/archive/10895
ここでは自重するけど、もっとグンロいヘン顔写真も豊富。
話を本に戻すと、日記なんだけど文章が面白い。よくこんなこと思いつくな～、と感心してしまう書き方がちらほら。あとは、おいおい本当に大丈夫か？ヤバいんじゃ？？？と心配してしまうような悲惨な話とか。。。グラドルってのは顔やスタイルがよくてもなかなか売れないんだなぁ、と思った。
インパクトがあった日記は、やっぱり↑の方でも書いた、帯に掲載されていた２００５／１０／３の日記。小明本人は気が進まないのに、なんか撮影はもうすごい方向に行ってしまう。このＡＶまがいの撮影は物議を醸しながらも小明本人の強い希望で取りやめに。そして、その約１ヶ月後に所属事務所を辞めている。でも売れることしか考えていない娘だったら普通に撮影を続行しちゃうんだろうな。そう考えると小明はしっかりと自分を持った人だ。ただ、手ブラやＴバックがＮＧなのに、縛られるのはＯＫってのがよく分からんが。。。まぁ、好みなのかな。
あとはしょこたんとの出会いについての日記。結構強烈な出会いだったみたい。その後、しょこたんが成功したのを心から喜ぶ日記を読んで、性格がいい娘なんだろうな、と思ったり。
それと姉（日記内では小暗と書かれている。ギャル雑誌「ｅｇｇ」の元カリスマモデル、青木のあ）に関する日記もインパクト大。スマトラ大地震の時にそっち方面で行方不明になってみたり、山にこもったり、ベジタリアンを家族に強制したりとすごい。（でも性格が悪いわけではない） あとは「ギルツとタルキムス」だな。これはマジびびった。
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