超高速勉強法というよりは超効率勉強法といった方がいいかもしれない。効率的に確実に短期決戦で記憶するための勉強法。
短期間で何かの資格を取りたいって時に役立ちそう。受験とか長期戦だとちょっと微妙かも。
個人的には特に資格とか考えてないので、いいとこ取りで取り入れてみようとは思った。
最初は思い込みや気持ちの切り替えといったメンタルな部分にスポットを当てている。段取りと気持ちさえ定まれば、無理せず目標に到達できる。できないところを意識しすぎて自分を追いつめるのはダメだと。なるほど。(「BOOK」データベースより)
すばやく、ラクに、確実に成果を出す「瞬間」勉強法。「多忙」「怠惰」「疲れがち」な人こそ、効く。「速度を上げるほど、頭に入り、忘れない」この真実。「記憶の達人」「速読術のプロ」「合格カウンセラー」の三冠王が教える、簡単ノウハウ。
分からないままを恐れずに、とにかく先に進めればそのうち分かるようになる、という楽天的な進め方がいいとか。そのためには完璧を求めず、完全のハードルも下げる。うーん、これは勇気がいるなぁ。
勉強する範囲を絞って、それをひたすら繰り返すというやり方。これは何か資格の試験とか受ける際の効率的な勉強法としていいかも。もちろんこれだけで難関資格にイチから対応するのは難しいと思うが、とっかかりや仕上げには向いていると思う。
他にも”マーカーペン「超」効率読書法”ってのが参考になった。問題提起している箇所を赤、回答している箇所を緑、解答の理由になっている箇所を青、例外を示している箇所を黄、とそれぞれマーカーしていくと超効率のいい勉強ができるとか。例えば赤の問題だけを読んで、残りの回答、理由、例外を思い出してみたり、例外だけを読んで、その例外に対する問題、回答、理由を思い出してみる、といった形。準備は大変だけど、面白そうだ。
あと印象に残ったのは、天声人語などの新聞コラムを毎日書き写す練習。これは一石十鳥くらいの効果があり、小論文対策とかにもいいらしい。
「十枚のコイン」はなるほど~、と思った。
十枚のコインを用意して、自分と相手で1枚か2枚ずつ順番に取っていき、最後にコインを取れば勝ちというゲーム。これは先行なら確実に勝てる方法があり、後攻でも相手が気づいてなければ簡単に勝ちパターンに持っていける。ま、ちょっと考えれば分かるんだけどね。
というわけで、「超高速」という観点ではいくつかは参考になったけど、「勉強法」という観点だとイマイチだったかな。
光文社 (2011-08-10)
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