zakky's report

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インシテミル(映画)


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元ネタが元ネタだけに相当うまく仕込まないと大変なことになるとは思っていたが、まさにその通りになってしまった作品。

セットも演出も脚本もすべてがチープ。豪華なのはキャストだけ、というオチが何ともいえなかった。

原作のレビュー インシテミル - zakky's report



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(「シネマトゥデイ」より)
時給11万2,000円という怪しい求人広告を見て、暗鬼館へと集まった男女10人。仕事内容は24時間監視されながら7日間を過ごすこと。そして、個室にはそれぞれ異なる凶器が置かれ、何も起きずに7日間経過するか、生存者が2名になるまで暗鬼館に残らなければならない。しかし早速2日目に銃殺による死者が出てしまい、彼らは疑心暗鬼に陥っていく。

導入からして?だった。すべてを端折っていきなり暗鬼館に到着する10人の被験者たち。あれ?10人? 原作は確か12人なのに、減らしちゃったのね。まあいいや。 それにしてもこの暗鬼館がとってもチープな雰囲気を醸しだしている。

登場人物のイメージが原作とはかなり違っていた。綾瀬はるか石原さとみ平山あやと主役級女優が3人も出ていたが、この中ではやはり石原さとみが一番美人だな。演技も一番よかったと思う。

チープさが気になる暗鬼館で唯一よかったのがインディアン人形。参加者たちに暗鬼館での実験のルールを説明してくれるのだが、その口調がなんとも軽く、重々しさが感じられず、ちょっと笑えた。こういう題材だけに重々しいのもアリだが、参加者たちを嘲笑うかのような演出の方がよりいい味が出る。

それから参加者たちに配布される殺人武器につけられたメモランダムについて。原作では長ったらしいメモランダムだったが、こちらは映画向けに短いものになっていた。実際に出てきたのは撲殺と毒殺と射殺の3つのみで、それぞれに武器の名前と登場する有名ミステリ作品が添えられていた。

こんな感じだ。 「撲殺 火かき棒 まだらの紐」「毒殺 青酸カリ 緑のカプセルの謎」「射殺 ボウガン 僧正殺人事件」

全体的に原作と似たような流れで進んでいくワケだが、多分この映画の評価を貶めた一番のシーンは、大迫雄大(阿部力)が吊り天井で圧死して、その流れから橘若菜(平山あや)が真木雪人(大野拓朗)を殺して、自殺してしまうシーン。ここの演出が本当にヒドかった。。。 なんと言っても鬼気迫る感じが全くしないのが致命的。とても命が賭かっているとは思えない雰囲気。『ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ』の方がよっぽど迫力があった。

あと、なんか渋谷とかの若者がケータイでこの暗鬼館での映像を見てるというのも変な演出。

終盤、結城理久彦(藤原竜也)、須和名祥子(綾瀬はるか)、安東吉也(北大路欣也)の3人になり、もう何も起きそうにないなぁ、と思ったら、岩井荘助(武田真治)のまさかの脱獄。これは意表を突かれた。そして武田真治の狂気染みた演技もなかなか良かった。演技面では武田真治石原さとみが男女それぞれナンバー1だったと思う。

この辺からはまさかの連続だった。まさかの暴発、まさかの死んだフリ、そして、まさかの大金投げ捨て。捨てるくらいなら受け取るなよ。。。

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