松田翔太主演の不良映画
ガリ勉優等生が突然不良デビューするパターン
優等生もチラホラ出てきて、家庭事情も出てきたり、不良サイドだけでない描写が逆にきつい。
クローズみたいにそっち側だけでやってくれって感じ。
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(シネマトゥデイより)
中学3年生のコーちゃん(松田翔太)は、ある日授業中に幼なじみでヤンキーのヤッコ(福士誠治)の挑発に乗り、キレて大暴れする。その日から彼は優等生であることをやめ、ヤッコを先頭に他校との抗争に飛び込んで行く。コーちゃんが密かに思いを寄せる同級生の山田(新垣結衣)は、そんな彼を冷めた目で見ていた。
http://www.cinematoday.jp/movie/T0005439
中3夏にいきなり不良デビュー
優等生から不良デビューするところはサラッと説明していてよかった。
受験半年前の中学三年生がいきなり不良化ってのがスゴい。しかもその理由が幼馴染みの不良にからかわれて喧嘩になって、なんか吹っ切れたというよく分からん理由。
優等生からいきなり不良化したってことで、ドロップ型不良ということになるかな。
優等生サイドの描写もあって見ていてツライ
こういう映画はとことん不良側を描いてくれないと、ちょっと見ていてキツい。
新垣結衣演じるヒロインの山田(名前は不明)はまだいいとして、家族の描写とか痛いよ。お母さん(戸田恵子)が倒れちゃったりするのは見ていてツライ。中3の夏までまっとうに育ってきた息子が1日にして不良化しちゃうなんて、その心労は計り知れないよね。(´・ω・`)
少数精鋭はいいが無理あり過ぎ
不良ストーリーでありがちな少数精鋭軍団モノ。
しかし、ここまで少ないと普通は無理。多勢に無勢。
主人公コーちゃん(松田翔太)も、周囲の中学と一体化して、、、なんて考えたりもしたが、ヤッコ(福士誠治)の「組んだ奴らがやられたら、自分がどうなったってカタキうちてーって思えんのか? 一本化するってのはそういうことなんだよ」の一言で一蹴されてしまう。ヤッコ、あんたは強いからそれでいいかもしれないけどさ、、、
あと、不良ストーリー的には強大な敵のためにいがみ合ってた他グループが助太刀するってパターンもあるけど、それもなし。最後は6人で150人に立ち向かうという破天荒ストーリーでした。しかも多数派は武器持ってるのに、少数派は丸腰というね、、、無茶苦茶だろw
キャストは結構なメンツが揃ってました。
城田優の図体デカいけどビビリ逃げまくりキャラとか意外すぎ。でも最後はちゃんと参戦して、しかも結構つよいwww
二中の丸岡は眼光がヤバい。と思ったら、『クローズZEROII』でもやっぱり怖いと思った阿部亮平でした。彼の目は狂気を感じるwww
あとは南十中の毒ブッチュ役の鈴木昌平ね。ボウズ頭がボコボコしてて鬼のようだった。
ボウズといえば立川朝鮮中のボウズ軍団も統制が取れてて怖かったね。クローズの鳳仙学園が思い出させる統率力でした。トップのキム(北村栄基)は結構いいヤツでした。
あと、北六中のビーバー役は武田航平でした。これ8年前の映画なんだけど、今と顔が変わらない感じだった。オープンカー乗り回してるとんでもない中学生だったw
そしてコーちゃんの叔父、猛身(たけみ)を演じてたのが中村トオル。うーん、どの程度のヤクザか知らんが一応舎弟がついてた。結構ぶっ飛んでて、コーちゃんの不良デビューに喜んでいきなり拳銃をプレゼントしてくれたw あー、こういう人は借りをつくるとメンドイよー。
不良になった本当の理由
冒頭ではヤッコに絡まれてブチ切れたのが理由ってことになってたが、ヒロイン山田と話すうちに本当の理由に気づいたコーちゃん。それは、仲間が欲しかったからだと。本当に信じられる仲間が欲しかったと。
うーん、不良モノで一番の正解だよね。仲間って。
そんなコーちゃんですが、確かに仲間想いでヤッコのピンチに身代わりになって校舎からダイブしちゃった。いやいや死ぬだろそれは、、、と思ったが、ぶち抜いた体育倉庫の屋根で衝撃が和らぎ助かりました。石灰かぶって真っ白になったコーちゃんの後ろには相田みつをの「生きていてよかった」の文字がwww
続編『ズタボロ』が公開中
実はこの映画、8年ぶりの続編『ズタボロ』が公開中なんですね。5/9公開なのでもう終わり間際かもしれませんが。。。
8年経ってるので、さすがに同じ人に高校生役をやらせられずキャストは全とっかえですが。つーか、松田翔太21歳で中学生役やってたからねwww
あと続編ではヤクザが4団体も登場する。猛身の天心会の他に、五国組、亀山組、新生会。うわぁ、大変そうだ。。。 つーか、コーちゃんのお母さんが何気にすごくて、猛身とは血のつながらない姉弟で、その他に実弟のヤクザがいるよ。すごすぎwww
幻冬舎 (2012-10-10)
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