見たものを自由に操れる男、そしてその男が唯一操れず、さらに驚異的な回復力を持つ男。
この二人が出会ってしまったばかりに繰り広げられる惨劇を描いた作品。
うーん、、、途中まで結構面白かったのに終盤で一気にひどくなった。残念。
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(ぴあ映画生活より)
まなざしひとつで他人を自在に操る能力を持ち、その力で実の父を殺した過去を持つ男と、彼の術が通じない正義感の強い青年、終一。期せずして出会ってしまった彼らは次第に互いを許せなくなり、特殊な能力を持つ者同士のバトルに発展。宿命の対決の行方は!?
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発想は面白かった
見ただけで他人を自由に操れる能力を持つ、名前が明かされない男を藤原竜也が熱演。こういうサイコパスっぽい役がハマるよねw これはその力のせいで実の親にも疎まれ、父親を殺してしまった過去を持つ。
発想は面白かったんだけど、見ただけっていう曖昧な設定が残念だった。明らかに見てないときでも操れてたり、それでいて突然の眩しいライトで目をくらました時は術が解けたり、いろいろ穴だらけな部分が多かったんだよね。
そしてその操り男が唯一操ることができず、驚異的な回復力を持った田中終一を山田孝之が演じる。こちらも正義感が強い好青年で山田孝之にピッタリの役だ。
警察無能
この作品をダメにしている一番の存在が警察。とにかく無能で、キラに対抗するエル的な奴がいねえ。
ヤツに見られたらアウトだって分かった後もロクに対策を練らずに銃口突きつけるだけという使えなさ。で、一瞬で操られてその銃口は自分たちに向けられる。活動的な馬鹿の典型だわ。
終一がエル的存在になればいいんだけど、彼は基本脳筋で頭脳タイプじゃないからね。やはり警察サイドに一人頭脳タイプが欲しかった。
ヒロイン石原さとみが空気
ヒロインは石原さとみなんだけど、かわいいし演技もうまいよね。
でもこのストーリーにそもそもヒロインが必要かどうかが謎。もう少し足手まとい感が出ればよかったんだけど最後ちょこっと足枷にはなってたけど、物足りなさは感じた。
これは結局、進化した二人の男同士の戦いの話なので、女が入り込む余地が少ないんだよね。
むしろ警察サイドの有能天才女刑事とかで出た方が存在感が出たんじゃないかな。
最後は意味わからん
最後はなんか中途半端というか、どうなったのかはっきりしない終わり方だったなぁ。
螺旋階段から落下する二人。終一が男をかばうように落下していったが、、、
操り男の方は生きていて、警察施設に完全拘束+目隠しで捕獲されていた。最初に捕まえた時もそうしとけよw
男から修一の安否を問われた捜査官は、「彼はあなたをかばって、、、」みたいな感じで死んだっぽいことを言うんだが、直後に普通に生きている描写なんだよね。
こういう解釈に苦しむ終わり方はあんまり好きじゃない。うーむ、不完全燃焼だ。
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