本-その他
『桶川ストーカー殺人事件―遺言』の著者として知られる清水潔記者の衝撃作。冤罪で出所した菅家さんといえば誰もが知っているだろう。そして足利事件の概要も多くの人が知っているだろう。だが、その背後に幼い女の子を対象とした連続殺人事件が隠されいたこ…
絶滅危惧種の昆虫を紹介する辞典。環境省が絶滅の危機にある昆虫についてまとめたレッドデータブック掲載の566種のうち100種をピックアップして説明している。乱獲、土地の開発、気候の変化、天敵の移入など、、、人間が原因で絶滅の危機に瀕している…
サラリーマンでも7000万円貯められるというタイトルが気になり読んでみた。うーん、確かにリスクは少なそうだが、コレ実際どうなんだ? 本当にこれで7000万貯まるのか?結果が出るのが何十年も先の話。なので外れても責任追求もないだろうし、書いた…
ホームレス100人へのインタビューの記録。決して同情心を煽ったりする書き方ではなく、ただ淡々とホームレス達の言い分を伝える書き方。悪くないと思う。ただ、ホームレス達の言い分が甘っちょろいというか、、、ちょっと普通じゃありえないほどのダメダメさ…
ガチガチ理系サラリーマンが33歳で上場企業社員の立場を捨てて投資セミナー社員に転職。そこで学んだ投資のノウハウを分かりやすく説明している。著者はリスクを取らないことを良しとしてきたというが、それが一転して膨大とも思えるリスクを取っていて、…
『たけしのコマ大数学科』にも出演されている中村亨教授の著書。表紙やタイトルの軟弱さとは裏腹に中身は非常に難しい。サイモン・シンの名著『フェルマーの最終定理』と比べてしまっては可哀想だが、ちょっと難しすぎる。やはり数学者の直接の説明は難しい…
前々から気になっていた本。ちょっと読んで思ったのは、他人の裁判をちょっと小馬鹿にした感じで書くのは不謹慎では?ということ。裁判には被告だけでなく被害者や場合によっては遺族もいて、彼らにとって裁判とは真剣勝負の場なワケで、それを赤の他人がコ…
小明(あかり)という元グラドル、現アイドルライター(でいいのかな?)の日記。売れないアイドルの悲壮感のようなものがにじみ出ていて、自虐のオンパレード。マイナスオーラで満ち溢れている。でもそれほど陰鬱な感じがしないというか清々しさすら感じる…
前作『ザ・万歩計』ほどの衝撃はなく、ちょっと落ち着いた印象か。。。 それでも随所に光る万城目節は健在だ。この人はエッセイも小説もどちらも面白い。中身は結構くだらないことを書いているのに、テンポがいい文体からは知的なものを感じさせる。不思議な…
ほぼ日手帳を使い始めて早5ヶ月。やっと公式ガイドの2010年版を読んだ。昨年度版のレビューはこちら正直、この手帳は使いこなせてるのかどうかよく分からないが、今のところ大きな不満もない。可もなく不可もなくといった感じか。でも、すごいイイ!っ…
前から興味があった和田秀樹氏の受験関連本。やっと手にしてみた。ちょっと自分には向いてなかったかと。大学受験や社会人になることまで見据えた、人生の成功に向けた内容になっており、通常の中学受験本とは一線を画している。中学受験も長い人生の最初の…
今年からほぼ日手帳を使うことにしたので、とりあえず大幅リニューアルが刊行された2009年版のガイドブックを読んでみた。多くの有名人や一般の人によるほぼ日手帳の使い方が紹介されていて、まぁ、他人の手帳の使い方を見るのも面白いが、あまり参考に…
知る人ぞ知る「どんぐり倶楽部」の糸山泰造氏の教育書。受験対策本ではないので要注意。本書の対象は低学年の子供を持つ親だが、中学受験の対策本ではなく、あくまでも教育指南書的な位置付け。一応中学受験対策にも言及しているが、基本的には中学受験には…
『鴨川ホルモー』『鹿男あをによし』でお馴染みの万城目学氏のエッセイ集。特定雑誌の連載ではなく、いろんなところに掲載されたエッセイをかき集めた形のようだ。実はこの本、かなり前からチェックしていたんだけど、万城目氏の独特の文体って小説でこそ発…
親力メールマガジンの親野智可等(おやのちから)氏の著書。子どもの知識を無理せず楽に伸ばすアイディアを多数披露。実際にどうやって使うのかといった運用方法を交えながら説明しているので、実践しやすいと思う。ただ、個人的にはすでに知っている話ばか…
四谷大塚の桜蔭特別コースを受け持つカリスマ国語講師の本。中学受験が空前のブームとなった今、その対策本も多数存在し、実に千差万別だ。本来受験者一人一人の特徴や個性から決して画一的にできないはずの中学受験対策だが、一部の成功例がすべてに適用で…
『この私が合格させる!―中学受験マザーズの超リアル奮戦記』の続編。 といっても6年生時代がメインだった前作に対して今作は4年生・5年生編ということで、時系列的にはこちらが先。 前作では描かれていなかった風子と花夫が中学受験を決意した経緯が描か…
いやぁ、面白かった。一気に読んだ。中学受験本って初めて読んだが、こんなに楽しいものだとは。。。 十年来の親友という母親二人による中学受験体験記で、人気ブログの書籍化らしい。目指す学校も利用した塾も、そして受験勉強の開始時期すら違うそれぞれの…
弱冠17歳、現役高校生でありながら全日本メンバーに選ばれ、将来を嘱望されていた横山友美佳選手。今や日本女子バレーボール界を代表する木村沙織選手とは下北沢成徳高校の先輩後輩の仲を超え、良きライバルとして、親友として、そして時には姉妹のような…
ちょっと古いけど気になったので読んでみた。 著者赤瀬川氏の知人、SM嬢(女王様とか縛られる側とかではなく単なる頭文字らしい。つーか、巻末解説の謝辞で鈴木眞紀子さんと本名が出てたが、、、)が発見した三省堂『新明解国語辞典』の辞書らしからぬ自己…
先日読んだ『封印作品の闇―キャンディ・キャンディからオバQまで』の続編となるリポート。 ミッキーマウスの絵を無断使用したとして、ディズニー社が小学校の卒業制作を消させたという話や、佐世保市の小六女児殺害事件の加害者が”NEVADAちゃん”としてネット…
やっと読めた、、、『封印作品の謎』の続編。前作では作品自体に問題のあった例を取り上げていたが、今回は作品自体には何の問題もないのに、作品とは離れたところの事情で作品丸ごとが封印されてしまったものを取り上げている。分の悪い側が取材に応じない…
★★★☆☆ 封印された『電車男』 (Love&Peace)安藤 健二価格電車男の真実著者が電車男に関する長い過去ログをすべて読んだ努力には感心しました。確かに個人的な意見が含まれていないと言っては嘘になりますが、実際の電車男の行動や心のうちを論じているのはお…
★★★★☆ 封印作品の謎―ウルトラセブンからブラック・ジャックまで (だいわ文庫 F 66-1)安藤 健二価格「なぜ」に興味のある人にとっては読み応えあり封印(いわゆる放送禁止の意)作品の紹介ではなく「なぜ作品が封印されたのか」を追ったルポ。よって、取り上…
★★★★★ そして殺人者は野に放たれる (新潮文庫)日垣 隆価格法とはこれほど理不尽か非常に辛辣な言葉で書かれている。あえて辛辣に書かれているのだが、反感は全く覚えない。ということは、現在の刑法がいかに私の感覚からかけ離れたものになっているか、とい…
心にナイフをしのばせて 奥野 修司 価格 理不尽さ少年法という無常1969年の高校生殺人事件、その後には酒鬼薔薇事件と言う同様な事件があった。内容については、アマゾンの説明でなされているのでここには書かない。加害者が更正して、今や弁護士事務所を経…