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転職後、最初の1年にやるべきこと―新しい組織で成功するための56の教え

転職直後ということでこういうコンセプトの本も珍しいのでちょっと読んでみた。出だしがあまりに当たり前すぎて拍子抜けしたが、なんと全体的に当たり前のことを当たり前に書いているだけの本だった。10年20年社会人をしてきた転職者には大きなお世話な感じがする。第二新卒向けとしてならいい本なのかも。

(「MARC」データベースより)

転職後、転職者がどのように仕事を進めていけばよいのかを、インディペンデント・コントラクターとして約20社で働いてきた著者が、組織のツボの押え方を解説。新しい組織で成功するための56の教えを紹介する。

 

 

 

内容的には会社のタイプも様々で、新しい会社に飛び込んだんだから今までとは違う色んなことに出くわす。そういった社風の違いなんかを如何にして見極めて対処するかってことが普通に書いている。そんなのはケースバイケースで簡単にマニュアル化できるものでもないと思うんだが。。。著者も転職を何回か経験しているらしいので、あくまでも著者の経験談ということで読めばいいかと。

あと、半年間はコツコツまじめに大人しくし、半年過ぎてからやっと本格始動ってのは即戦力採用だったら遅すぎるのではないだろうか。これも著者の経験した転職ではそうだったかもしれないが、業種や年齢によっては即プロジェクトに配属されて、すぐにプロジェクトの責任者にされちゃうようなケースも多々あるはず。

それから人物相関図を書くってのもどうかと。。。そんなの書いて見つかっちゃったらどうすんの?それこそ転職先で居場所がなくなってしまう。

ただ、ひとつ参考になったのは”違和感メモ”。確かに転職先での違和感は少なからずある。いきなり聞くのも怖いし。。。そういった違和感もしばらくすれば分かるようになるはずだから、その時に考えられるように残しておくのは大切。残しておかないと転職直後に違和感として感じたことを違和感とは感じなくなってしまうかもしれないので。

まぁ、自分にはあまり参考にならない本だった。