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ネタバレ上等ブログ

クー/鏡面のクー

 

竹本 健治
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凄い・・
武本さんって言うと、類子×牧場シリーズが印象深かったりするのですけど、コレは打って変わって、SFバイオレンスです・・。おまけに凄まじい凌辱の嵐。なまじフランス書院の官能小説など及びもしないほどの筆力...
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正直、何かよく分からなかった。昔、同氏の『フォア・フォーズの素数』という作品を読んだが、その時も似たような感想を持った記憶が。。。

内容は近未来を舞台にしたSFストーリーといったところ。自然破壊や環境汚染が突き進んだ結果、人類は閉塞状態へと陥り、そんな人類の拠り所となっているのは宗教らしい。そんな人類の閉塞状態を解決する能力を秘めたクーという女性が主人公。

(「BOOK」データベースより)

父親によって強制的に私設戦闘訓練所に入れられたクー。父の死後、訓練所から解放された彼女の部屋が何者かに荒らされる。彼女を追う謎の敵が姿を現した時、父の隠された過去とクー自身の秘密が明らかになるのだが、それは衰亡の一途を辿る人類にとっても重大な意味を持つものだった。未来世界を舞台に繰り広げられる、血と凌辱に彩られた過酷な戦いを描くSFバイオレンス。

 

 

 

クーは父親に強制的に施設戦闘訓練所に入れられ、戦闘の訓練を受けていた。父親の死によって開放されたものの、なぜか謎の集団に狙われることに。

最初は、映画『バイオハザード』のアリスとか、そんな強い女性をイメージしてたが、何か普通に弱い。。。しかも、次々と男に陵辱される始末。。。

とはいえ、官能小説ほどのエロさでもないんだろう。(官能小説読んだことないからよく分からん。) というわけで、話の方向性が掴めないままとにかく読み進めたが。。。最後まで掴めないまま終わってしまった。(つ、疲れた。。。)

しかも最後、クーが生き延びたのかどうかも中途半端で分からない。。。と思ったら続編があるらしい。というわけで続編も読んでみた。↓コレ

 

竹本 健治
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謎の世界か
 『クー』シリーズの第2弾。シリーズ順に読むことをおすすめする。 昔のスペース・オペラに、精神世界を融合させたようなSF小説。性と暴力に満ちているので、苦手な人も多いかも知れない。異様な迫力はあるが...
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うーん、物語中盤までクーが全く出てこない。出てきたと思ったら性の奴隷状態。。。前作以上のカオスっぷりだ。

(「BOOK」データベースより)

「救世の科学」―人類救済を標榜する思想団体だが、実態は各地に網を張り巡らし、社会支配を目論む組織である。ブレスト・バレイにマネー・ルートを築くべく執行委員アレックスを派遣した「救世の科学」だったが、突如その計画に中止命令を下す。かつて彼らが追っていたサイ能力者に関連してのことらしいのだが…。悲劇のヒロイン・クーに再び災厄が降りかかる!シリーズ第二弾、待望の書き下ろし。

 

クーが出てくるまでの前半では、シブキという男が主人公的な役割となる。自分が故郷を抜け出したことで、イリスという女性がシブキの身代り的に性奴隷とされてしまう。シブキはその行方を追うことになるのだが、追えば追うほど悲惨な事実が明るみに出てくる。それでも最後は無事に救出できるのかなぁ、と思いきや、何と結局行方知れずのまま。なんだこりゃ。。。

シブキがイリスを追っていった先、それもかなり底辺層の悲惨な地域で、クーと出会うことになる。すでに物語りも終盤に差し掛かろうという辺りでやっとクーが登場する。それも記憶を失って性奴隷に成り下がった形で。。。

クーが出てきたと思ったら、謎の少女と対決して、何かよく分からない決着の仕方で終わってしまった。今度こそ最後は何か理解できるのかと思ってたが、やっぱり分からなかった。結局クーはどうなったんだろう。。。クー以外の登場人物も生死不明だし。。。