★★☆☆☆
うーん、これは劇場で観る必要なかった。。。あの海猿シリーズを手掛けた監督ということで期待してたんだけど。つーか、海猿シリーズ観たことないんだけど。。。
あと、日本の映画では初めてスパイダーカムを導入したとかで、ハリウッドから専門オペレータが来たりしたみたいなんだけど、残念ながらそのスパイダーカムの凄さがイマイチ分からなかった。ただ、冒頭の山頂からの滑降シーンは清々しくてキレイだった。スパイダーカムの威力かどうかはよく分からないけど。。。
あ、10年振りにスキーやりたくなるだろうなぁ、と覚悟して観に行ったが、全然思わなかった。
(シネマトゥデイより)
寂れた町営スキー場でやりたい放題の日々を過ごしている"雪猿"たち、城山銀(瑛太)、小鳩祐治(玉山鉄二)、神沼次郎(青木崇高)の3人組は、賭けスキーやスキーの当たり屋などをして周囲の人々に迷惑ばかりかけていた。そんなある日、彼らの前にスキーがまったくできないという綾瀬七海(田中麗奈)が現れる。
とにかく全体的に中途半端でストーリーが薄っぺらい。
主人公の城山銀(瑛太)はかつて日本を代表する
モーグルスキーヤーだったが、競技中の事故で重傷を負い、それがきっかけとなって引退している。そんな銀が小鳩祐治(
玉山鉄二)、神沼次郎(
青木崇高)と組んで”雪山の何でも屋”と称して、犯罪まがいのボッタクリ商売をしている桃山町スキー場に、雪の教会で挙式を挙げるために綾瀬七海(
田中麗奈)がやってくることで物語は動き出す。
ここで銀と組んでいる祐治、次郎の存在理由が分からない。祐治も銀と同様にスキーにまつわる挫折を経験しているような話だったが、その挫折描写が中途半端で、その中途半端な挫折すら解決したのかどうか分からないまま終わってしまった。つーか、この程度の役に
玉山鉄二を起用した理由も分からん。。。あ、次郎についてはただのムードメーカーとしか思えず、存在意義すら分からずじまい。
このように登場人物設定が中途半端なだけでなく、恋愛描写も何か中途半端だし、このテの感動モノでは重要となる挫折描写も中途半端なのため、最後の感動がイマイチ物足りなさを感じてしまった。それにヒロイン七海も過去に秘密を抱えていたが、その秘密に意外性がなくてすぐに読めてしまったのも残念だ。
終盤のキス未遂シーンは、ちょっとウケた。つーかそこでウケ狙いな理由もよく分からないが。旅館オーナー(
國村隼)の慌てぶりと銀の雄叫びは笑えたけど、そこからどうして銀が競技に復帰しようと思ったのかが分からない。あのキス未遂シーンは一体何だったんだ???
いろいろ文句ばかりになってしまったが、スキーでの生き残りを模索する町の描写は良かった。寂れつつも暖かいスキー町って感じでよかった。どうせなら山向こうの黒菱リゾートとの対立描写をもっと前面に押し出して、最後に銀が競技復帰することで町も賑わい、黒菱リゾートから客を取り戻せた、みたいな話にしても良かった気がする。
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銀色のシーズン@映画生活
伊藤英明 価格 リアルなドラマに仕上がっている実在する職業を題材にしているだけに、今まで縁遠かった 海上保安官という仕事の大変さを知ることが出来て興味深い作品に仕上がっている。最初は頼りなかった仙崎が、三管に転勤しそこで出会ったバディの池沢に刺激... | |
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