★★★★★
ちょ、これ、凄すぎる。。。2008年上半期最高かな。それにしてもスタローン、もうすぐ60歳、還暦とは思えん。。。首周りの筋肉とか異常だよ。
ミャンマーの軍政は日本でも話題になっていたが、これほどとは。。。。ジャーナリスト
長井健司さんが撃たれ死亡したニュースを思い出した。つーか、あのニュース映像も衝撃的だったけど、この映画はもうそんなもんじゃない。これが真実なのか分からないが、一つの現実ではあると思う。
アクション娯楽映画として楽しむには重すぎる題材だけど、血が飛び散るのとか平気な人は見てみるべきかと。まぁ、R−15指定ってのは納得です。かなり血や肉が飛び散りますんで。やわいスプラッター映画よりもリアルです。つーか、冒頭の
ミャンマーの惨状の映像はホンモノかな。死体とか映ってましたが。。。ほんとスゴイっすよ。
(シネマトゥデイより)
軍事政権下のミャンマーで、ある闇の存在が明らかになる。アメリカ政府は、各国の精鋭傭兵部隊を組織し、事態の鎮圧に乗り出した。最新装備を誇る隊員たちの中、1人手製のナイフと弓矢を武器に、孤独な戦いを繰り広げるジョン・ランボー(シルヴェスター・スタローン)。残忍な殺りくを繰り返す敵を前に、ランボーの最後の戦いが始まった……。
以下、ネタバレ注意!
タイでヘビ捕りを稼業にしていたジョン・
ランボー(
シルベスター・スタローン)。無口で影のある屈強なオッサンという感じで、ちょっと廃人チックだ。
そんな日常と併行して
ミャンマー軍の劣悪ぶりが流れる。有無をいわさずの村人大量虐殺。人間が肉塊と化して飛び散り、生きた村人の腕とか脚とかぶった斬ったり、母親の眼前で子供を殺したりともう鬼畜の所業。いや鬼畜以上、言葉では言い表せない。田んぼに地雷を沈めて、そこを村人数人に走らせる。で、誰が吹っ飛ぶかで賭けをしたりしてるし。。。これが軍政による恐怖政治の狂気なのか。。。
そんな危険極まりない
ミャンマー国内に薬や本を届けに行こうとするボランティアの一団が。リーダーのマイケル(ポール・シュルツ)と恋人のサラ(
ジュリー・ベンツ)、他数名。え?丸腰?アホですか?
あれっ?マイケルどっかで見た面だと思ったら『
24 -TWENTY FOUR- シーズン3』である意味壮絶な死を遂げたシャペルさんでは。うわー、これは本作でも死ぬのか???と。だって、シャペル同様、むかつきキャラなんだもの。
最初は固辞していた
ランボーだったが、サラの言葉に揺り動かされ、渋々彼らを
ミャンマーへと案内することに。その途中、
ミャンマーの海賊(つーか、川だから川賊?)のテリトリーに。。。海賊達が宴会に盛り上がってるところをそぉーっと通り抜ける。緊張の一瞬、、、何とか通り抜けたーーー。ギャー!バレてーら!
結局追いつかれて、案の定、サラにこだわる鬼畜な海賊ども。冷静に金で解決しようと交渉する
ランボーだが全く聞く耳持たない鬼畜劣悪海賊ども。で、とうとう
ランボーの堪忍袋の緒が切れちゃいました。銃の速撃ちで速攻全員殺した
ランボー。ホッとしたのも束の間、マイケルが
ランボーに食ってかかる。「なぜ殺したんだ?」と。お前空気読めよ!
んで、そんな怖い思いしたのにまだ
ミャンマー行きを諦めない一行。あーあ、やめときゃいいのに。。。
で、案の定、即捕まります。一行の立ち寄っていた村に軍が押し寄せ、大量虐殺の始まりです。酷い、、、惨い。。。マイケル、サラ、他数名は捕まり、軍の敷地内に連れ去られる。あー、そのうち一人は豚の餌にされちゃいました。多分、生きたまま豚小屋に吊るされて、足から食べられてたんだと。。。
んで、ボランティア団が戻ってこないため傭兵が雇われたワケです。なかなか強そうな5名。で、例によって
ランボーがまた案内役に。傭兵たちは
ランボーを単なる案内役、ボート屋として舐めてかかる。いやぁ、でも
ランボーは相手にしない。何を言われても、普通に睨み返すだけで、無言の圧力。やっぱ弱いやつほどよく吠えるんだなぁ。。。
ミャンマーの殺戮現場に着いた傭兵たち。その凄惨な現場を見て、完全にビビリまくり。。。そんな中、
ランボーが立ち上がりました!ビビった傭兵たちに『ムダに生きるか、何かのために死ぬか、お前が決めろ!』 ”Live for nothing, or die for something.”ってヤツですよ。うぉぉ、これ
超訳だなぁ。
軍の敷地から乱痴気騒ぎと大雨に乗じてボランティア団を助け出す。意外とあっさりと。あ、サラを助ける時の
ランボーの攻撃は凄かった。首を絞めてるのかと思ったら、首の肉を掴んで、ベリって、剥がしました。。。ギャー!
朝になって異変に気づく
ミャンマー軍。気づくの遅いよ。でも、車があるからこれまたあっさりと追いつくわけです。敵を引きつけるため、サラを仲間に預け一人になる
ランボー。つーか、一人になったら最強!さすが一人軍隊。走るの速いし。
ランボー、持ってる武器は地雷1個。え?何する気?と思ったら、スゴイです。昔の戦争の遺物、不発弾に地雷を設置して、そこに軍隊丸々おびき寄せてドッカーンです。これマジすごかった。その後もガトリング砲をぶっ放し、仲間のピンチを救い、最後は敵の親玉もグサっといきました。
あ、ちなみにマイケルは生き残ったよ。
ランボーの殺人を咎めてたくせに最後は自ら人を殺してたよ。戦場は人を変えますね。ほんと。
故郷に帰る理由がないと言い放っていた
ランボーが帰郷する印象的なシーンでエンドロール。これは
ランボーシリーズの完結ってことですね。多分。
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ランボー 最後の戦場@映画生活