ザキレポ

ネタバレ上等ブログ

ナイト&デイ

ツーリスト』のジョニデ&アンジーといいこの作品といい、最近は大物俳優の競演が話題になってますね。注目はキャストだけで内容的には期待してなかったんだが予想以上に楽しめた。突っ込みどころは満載なんだが、車、飛行機、ボート、ヘリ、列車とあらゆる移動手段での攻防戦は時間を感じさせない構成であっという間の2時間でした。


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(「シネマトゥデイ」より)
ジューン(キャメロン・ディアス)はある日、えたいの知れない男(トム・クルーズ)と思いがけない出会いを果たすが、その男はジューンが夢に見た理想の男性どころか、重要任務を負ったスパイだった。予想外の裏切りや暗殺者による執拗(しつよう)な攻撃が日増しに強くなる中、ジューンは男に対して疑念を抱き始める。

相変わらず白い歯が印象的なトム・クルーズ。今回はFBI所属のスパイ、ロイ・ミラーに扮している。てか、スパイ役なら『M:i ミッション:インポッシブル』シリーズでお手のものだ。

対するキャメロン・ディアスはというとジューン・ヘイヴンスという普通の平凡な女性を等身大に演じている。等身大というか彼女の挙動不審っぷりは何とも微笑ましかったが、どちらもさすがに年齢を感じさせるなぁ。。。

そんな2人が空港でばったり遭遇、と思いきや、実はロイが仕組んだ遭遇だった。ロイは「ゼファー」なる永久機関電池を運んでいたのだが、それを一時的にジューンの荷物に忍び込ませる形で利用したのだった。ロイは空港での一時的な利用のつもりだったが、ロイの搭乗した飛行機にジューンも乗ってきてしまう。なんとその飛行機、ロイとジューン以外は乗客乗員もちろん機長も全員がロイの敵。ジューンがトイレで化粧やら何やらしている間に飛行機内では壮絶なバトルが繰り広げられ、2人以外全員死亡。機長も死んじゃったのでロイがコックピットに入って不時着を試みる。何とか不時着したところでロイは彼女を巻き込まないために眠らせて自宅へと送り届けた。

ここで話が終わるはずだったが、実はここからが始まりだった。普通の生活に戻ったはずのジューンのところにFBIがやってくる。ロイの行方を探るためにFBIのフィッツジェラルドピーター・サースガード))らがジューンに目をつけたのだった。フィッツジェラルドに捕らえられたジューンのところにロイが現れ、カーチェイスやら銃撃戦やらを派手にやらかして彼女を救い出す。

ゼファーを巡るロイとフィッツジェラルドの攻防はちょっと複雑。FBIの内部にゼファーを横取りして金儲けをしようと企む輩がいて、ロイはゼファーとゼファー発明者をそいつらから守っているという構図。その悪者がフィッツジェラルドなんだが、フィッツジェラルドからあることないこと吹き込まれたジューンはロイを疑い始める。そして、やはりロイこそが危険人物だ!と思い込み、ロイの居場所をフィッツジェラルドに伝えてしまう。そのせいでロイは追っ手に撃たれ川に身を投げて逃走。生死不明のまま、ジューンは今度こそ普通の暮らしに戻る。はずだった。。。

日常に戻ったジューンだったが、ロイのことがやっぱり気になる。あんな白い歯で爽やかな紳士が悪者なワケないじゃん!という思いに駆られる。そして不意に思い出したのはロイの持っていた携帯電話に表示された住所だった。そこに行けばロイがいるかもしれない。そう思ったジューンはその住所を訪ねる。

そこには白い歯爽やか紳士はおらず、ナイトさん老夫婦が暮らしていた。いきなりやってきたメンヘラちっくなジューンを招き入れる老夫婦。そこでジューンが見たのはロイの若かりし頃の写真だった。ロイはFBIのスパイになるために両親にも死んだことにされていたのだった。さて、このナイト家、なぜか宝くじが当たったり、高額懸賞品が当たったりする幸運の持ち主なんだが、実はこれはロイの仕業。死んだことにはなってはいても、スパイという職業柄、家族の身の安全は常にチェックしていたのだ。本当は両親に気づいて欲しかったのかもね。そしてジューンはというと、やっぱりロイは歯が白いだけじゃなく身も潔白だと。

ジューンはロイに会うために武器商人とコンタクトを取り、ゼファーは自分が持っていると告げる。そこにフィッツジェラルドとロイもやってきて、ドンパチやって、最後はロイ&ジューンの勝利。ただ、ロイは最後の最後で負傷して入院することになる。そして入院先にやってきたのはナースのコスプレをしたジューン。ジューンはロイを薬で眠らせる。

目覚めるとロイはジューンの運転する車に乗せられていた。ケープタウンを目指しているという。そしてナイト家にもケープタウン旅行が懸賞として贈られてきていた。このエンディングはとってもいいなぁ。