ザキレポ

ネタバレ上等ブログ

映画 ミュージアム

原作をマンガボックスで読んでいて気になっていた映画。

原作にかなり忠実ちうか、映像化した意味がないほど忠実なのが気になった。

連続猟奇殺人モノを映像化するんならR指定つけてもう少し頑張ろうぜ。

ミュージアム

ミュージアム

(ぴあ映画生活より)
雨の日に起こる猟奇殺人事件。犯人はカエルのマスクを被り、現場には“ドッグフードの刑““母の痛みを知りましょうの刑“などのメモが残されていた。警視庁捜査一課の沢村は連続殺人の関連性に気づくが、次のターゲットに妻と子どもの名前が書かれていて……
ミュージアム|映画情報のぴあ映画生活

猪突猛進刑事 vs 神出鬼没犯人

小栗旬が演じる主人公の刑事がめっちゃ猪突猛進型で、もうちょっと考えて仲間も使ってうまくやろうよ、、、と思ってしまうシーンが何度も。

少なくとも何回か気持ちを抑えて行動したらここまでギリギリにならんかったのでは? とか思ったり。

一方、連続猟奇殺人犯のカエル男。こちらは自らアーティストを名乗り、自分の犯した殺人を作品と位置づけ、雨の日にカエルマスク+レインコート姿で犯行に及ぶ神出鬼没な犯人。

警察内部に支援者がいるんじゃね? と思わせるほど華麗に警察の裏をかく犯人とただがむしゃらに突っ走る刑事の対比は見事で、まあ見てるとイラつくね。これも計算のうちかな。


働きすぎて奥さんに逃げられるとか前時代的だろ

うーん、奥さんの妊娠と流産も知らずに仕事に打ち込みすぎるってのもアレだけど、働いてる旦那に対して、「刑事としては優秀かもしれないけど、父親としては最低よ」の捨て台詞を吐いて子どもと一緒に家を出る奥さんもちょっとおかしいよなぁ。

ちゃんと話し合う努力とかしたんだろうか。一応家族で公園に行ったりしてたみたいだし、なんだかなぁと思った。

そういえば昨日こんな記事もあったし、今どきは職場だけじゃなく結婚相手にも仕事より余暇を優先させる流れなのかなぁ。

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主文後回し

少女樹脂詰め殺人事件という本作品のキーとなる頭のおかしい事件があるんだが、というか他の事件も全部頭おかしいんだけどw まあ、その少女樹脂詰め殺人事件の判決が死刑になるだが、これが主文後回ししなかったんだよね。

最近はそういうもんなのかなぁ、と思って調べてみたが、やはり死刑の時は今でも主文後回しにしてるらしい。

この主文後回しは最初に死刑って聞くと被告が冷静さを保てない、場合によっては発狂してしまうからとかそんな話らしいが、いや主文後回しイコール死刑だったら結局死刑宣告と一緒じゃん、って思ってたw

そしたら最近は無期懲役でも主文後回しするらしいね。これで被告も最後までドキがムネムネしながら聞けるねってことだろうか。もう全部後回しにしろよw


抜かれたパズルのピースはなかなか妙案

犯人が刑事を閉じ込めて、パズルを完成させて部屋から出るためのヒントを入手するしかけが素晴らしかった。

パズルなんて全部完成させなくても7割くらい組めばなんか見えてくるじゃん、とか思ってたんだが、なんかかなり組み立て、絵もほぼ見えてるのにヒントが分からない。

なんで? と思ったら、用意された全部のピースを組み立てると足りない部分があって、その穴の部分がメッセージになっていたというね。

これエレガントだなぁ、と感心したけど他でも使われたアイディアなのかな?


ハッピーエンドってことでいいのかな?

なんか最後は犯人が死んで、刑事一家も子どもの運動会で幸せっぽい雰囲気のシーンでエンディング。

ん? これは、、、ハッピーエンドってことなのかな?

原作はもっと刑事が死んだ魚の眼みたいになってて、表向きは幸せを装っているが中身は死人状態みたいなそんな感じ描写だったんだよね。

ここはあえて変えてきたのか、それとも映像から俺が読み取れなかっただけなのか、、、


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ミュージアム -序章-

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