またまた死神に魅入られたヤツらのサバイバルストーリー。
そしてこれまたシリーズおなじみの絶妙なドミノ倒しアクシデント。
このシリーズではありがちな真面目なカップルとバカっぽいカップルの登場とシリーズファンを裏切らない設定。
ある意味安心して見られる映画でした。いや、この映画を安心して見るってのはちょっと語弊があるな。
そういえば、オープニングのエックス線撮影?の死に方集だけど、あれって過去の作品のものなのかな? 少なくとも今回のではなかった。
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(「シネマトゥデイ」より)
ガールフレンドのロリ(シャンテル・ヴァンサンテン)ら友人たちと訪れていたサーキット場で、レースカーがクラッシュして炎上し、会場が惨劇の舞台になるという予知夢を見たニック(ボビー・カンポ)。周りにいた数名とともにサーキットを離れ、難を逃れたニックたちだったが、死の運命を免れることはできず……。
タイトル通り、サーキット場から始まる。二組のカップルのダブルデートのようだ。
そして早速、ドミノ倒しのようなアクシデントの連鎖で大惨事&大パニック。どのくらい大惨事かというと、胴体真っ二つとか、後頭部から木片が刺さって口からぐはっとか、でかいコンクリートでペチャンコとか、最後は大爆発で全部燃えちゃうとか。。。ぎゃー!
と思ったら、そう、このシリーズ、一発目はお約束のフラッシュ予知夢。今回は二組のカップルの真面目な方の男、ニック(ボビー・カンポ)が予知夢担当。ちょっと冴えない優男だが、ローリ(シャンテル・ヴァンサンテン)という美人の彼女がいる。
だが、ニックはまだこれが予知夢だとは思っていない。何かやばそうだ、とビビッてるだけ。でも映画を見てる観客はとにかく早く逃げろー、とドキドキしながら見ることになる。この辺、うまい作りだよな~
その後いくつかの予兆が予知夢通りに再現したことからニックは危険を察知し、仲間と共にサーキットから飛び出す。そのドタバタで何人かの観客や警備員もサーキット場から出てきた。今回生き残ったこいつらが次々と死んでいくわけだ。いつものパターンだ。あ、サーキット場から出てきた人のうち、1人だけ女の人が死んだっけ。なんかレースカーのぶっといタイヤが空から降ってきてグシャってなった。肉片と化したのにピクって動いた。ぎゃー!
それから間もなくサーキット場の事故から逃れた人間が事故で死んだことを知り、やっと予知夢の正体や死の連鎖に気づくニックたち。だが、気づいたところでどうしようもない。ニックとローリは何とか一緒に困難を乗り越えようとするが、もう一方のバカップルのハント(ニック・ザーノ)とジャネット(ヘイリー・ウェブ)は不仲になる。
そうこうしているうちに死の連鎖は着実に迫ってくる。もう見ていて死亡フラグ立ちまくり。見てる側からすると何か起きるのは分かってるから、頼むからからガソリン扱いながらタバコ加えないで!とか、鋭利な刃物は使わないで!なんて思いながら見ることになる。ほんと見ていて疲れる映画だ。
今回はハントの死に方が一番エグかったと思う。直径10cmくらいのプールの排水溝にお尻から吸われ、何分か耐えた末に結局吸う力に負けてジュルジュル~って肉片になっちゃった。あんなのあり得るの? プール危険すぎるじゃん。
一方、ハントの彼女のジャネットは洗車場で死の直前にローリと同じく死のリスト入りしている警備員ジョージ(ミケルティ・ウィリアムソン)に助けられる。こちらももし助からなかったら首が飛ぶか、顔がぐちゃぐちゃになるか、想像を絶するエグさだったと思う。
で、ジャネット救出により一旦は死の連鎖を断ち切ったかのように見えたニック達だったが、カウボーイハットの男が偶然生き残っていた関係で死の連鎖が断ち切れたように感じていただけだった。 あれ?でもジャネットとハントは同時に死んだんじゃなかったのか? ちょっとよく分からん。 結局ハントが死んだ後はカウボーイハット男、警備員ジョージが死んで、残ったのはニック、ローリ、ジャネットってことに。
今回は3人が生き残ったか~、と思わせといて、シリーズお決まりのエンディングでの大逆転アクシデント。最後は結局死神の勝ち。
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