ザキレポ

ネタバレ上等ブログ

2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

裁判長!これで執行猶予は甘くないすか

前々から気になっていた本。ちょっと読んで思ったのは、他人の裁判をちょっと小馬鹿にした感じで書くのは不謹慎では?ということ。裁判には被告だけでなく被害者や場合によっては遺族もいて、彼らにとって裁判とは真剣勝負の場なワケで、それを赤の他人がコ…

アイドル墜落日記

小明(あかり)という元グラドル、現アイドルライター(でいいのかな?)の日記。売れないアイドルの悲壮感のようなものがにじみ出ていて、自虐のオンパレード。マイナスオーラで満ち溢れている。でもそれほど陰鬱な感じがしないというか清々しさすら感じる…

勉強会へ行こう!――「会社を辞めても困らない人」になるスピード成長法

最近勉強会に顔を出すようになったので、心得を知っておこうと手に取った本。単なる参加心得だけでなく勉強会の効能から主催・運営のマニュアルまで多岐に渡る内容。半分くらいは今さら言われなくてもという内容だが、後の半分は大規模勉強会の主催者ならで…

拝金

ホリエモンこと堀江貴文氏の初の小説。ノンフィクションとはいえ、よくここまで書いたなという印象。登場する企業名や人物名が実在の名前を文字っただけで、出来事や事件についても実際に起きたことばかりなので、「本作品はフィクションであり、実在の個人…

ザ・万遊記

前作『ザ・万歩計』ほどの衝撃はなく、ちょっと落ち着いた印象か。。。 それでも随所に光る万城目節は健在だ。この人はエッセイも小説もどちらも面白い。中身は結構くだらないことを書いているのに、テンポがいい文体からは知的なものを感じさせる。不思議な…

アイアンマン

マーベルのアメリカンヒーローモノはあまり好きではなく、この映画も食わず嫌い的に観てなかった。 が、続編が話題になっているのでちょっと観てみたら、意外と面白かった。非科学的なヒーローありきではなく、現代にマッチしたストーリーにヒーロー像を重ね…

プリンセス・トヨトミ

「このことは誰も知らない。五月末日の木曜日、午後四時のことである。大阪が全停止した。・・・」という印象的な文章から始まる歴史浪漫(?)ストーリー。『鴨川ホルモー』『ホルモー六景』の京都、『鹿男あをによし』の奈良に続くのは関西の中心地大阪。…

上司はなぜ部下が辞めるまで気づかないのか?

魚屋の経営会社、株式会社魚力で労働環境の改善に取り組み、業界初のサービス残量なしを実現し、同社の30年連続増収増益、東証二部上場に貢献した著者による人材流出防止論。全体的に、それができれば確かにみんなHappy、辞める人も減るが、あくまで理想論…

6TEEN

直木賞受賞作『4TEEN』の続編。16歳になったテツロー、ジュン、ナオト、ダイの仲良し4人組の青春を描く。新たな出会いに悲しい別れ、裏切りもあったり、、、それからテツローの童貞喪失ストーリーなんかもある。二年前よりも大人や社会を意識し、あの頃は…