ザキレポ

ネタバレ上等ブログ

2010-01-01から1年間の記事一覧

アマルフィ 女神の報酬

イタリアで起きた日本人少女誘拐事件にひょんなことから巻き込まれた外交官の話。本当はイタリアで開催される外務大臣のパーティの要人警護がメインミッションだったのに、なぜか誘拐事件の少女の父親役になってしまうというストーリーなんだけど、原作は真…

オー!ファーザー

伊坂幸太郎初の新聞連載小説。正直前半のグダグダ感は新聞連載に向いてるんだろうか?とは思ったが、後半に進むにつれてスピード感が出てきて先が気になって仕方なかった。そして、何よりも物語全体に散りばめられたたくさんの伏線が最後の最後で一つに収束…

IWGPコンプリートガイド

シリーズ10作『PRIDE』と同時に出されたシリーズガイド本。石田衣良氏のインタビュー、過去作品のあらすじ、登場人物紹介、書き下ろし短篇など、盛りだくさんの内容。過去作品を手元に持たないファンはこれ1冊持ってるといいかも。シリーズの過去の…

PRIDE(プライド)

石田衣良の池袋ウエストゲートパークシリーズも今作でとうとう第10弾。個人的にこれほど飽きないシリーズは珍しい。今回はモバイル機器、自転車、地下アイドル、ワンボックスカーレイプ、若年ホームレス自立支援施設、といった時事ネタを扱っている。なん…

ゴールデンスランバー(映画)

伊坂幸太郎原作の映画化。原作もよかったが、映画もよかった。最後だけ少しひねり気味だったけど、肝心要の部分は原作に忠実。そして何といっても良かったのが主人公青柳演じる堺雅人の演技。最初の人畜無害な好青年青柳から、理不尽な陰謀に巻き込まれ逃亡…

絶滅危惧の昆虫事典

絶滅危惧種の昆虫を紹介する辞典。環境省が絶滅の危機にある昆虫についてまとめたレッドデータブック掲載の566種のうち100種をピックアップして説明している。乱獲、土地の開発、気候の変化、天敵の移入など、、、人間が原因で絶滅の危機に瀕している…

トリック 劇場版

劇場版は完全スルーしていたんだが、突然見たくなって古いのから見ることに。。。 久しぶりに見たけどなかなか楽しめた。トリックも結構見事なものが多く、『霊能力者 小田霧響子の嘘』のチープなトリックに慣れていたせいか、ちょっと感動。ただ、ストーリ…

私の中のあなた

これ予告編を見て、妹ヒドイな、、、と思ったり、でも本編見始めると妹の言い分がすごく分かり始めたり、、、 ところが、最後まで見ると全く違った衝撃の結末。妹の姉への愛に号泣しつつも、母親の暴走ぶりには醒めざめ、、、といった不思議な感覚。でも、妹…

忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術

サラリーマンでも7000万円貯められるというタイトルが気になり読んでみた。うーん、確かにリスクは少なそうだが、コレ実際どうなんだ? 本当にこれで7000万貯まるのか?結果が出るのが何十年も先の話。なので外れても責任追求もないだろうし、書いた…

図解 超高速勉強法―「速さ」は「努力」にまさる!

超高速勉強法というよりは超効率勉強法といった方がいいかもしれない。効率的に確実に短期決戦で記憶するための勉強法。短期間で何かの資格を取りたいって時に役立ちそう。受験とか長期戦だとちょっと微妙かも。個人的には特に資格とか考えてないので、いい…

転落―ホームレス100人の証言

ホームレス100人へのインタビューの記録。決して同情心を煽ったりする書き方ではなく、ただ淡々とホームレス達の言い分を伝える書き方。悪くないと思う。ただ、ホームレス達の言い分が甘っちょろいというか、、、ちょっと普通じゃありえないほどのダメダメさ…

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

話題の「もしドラ」やっと読了。発売間もなく本屋で見かけるもなかなか縁がなく読めなかった。NHKアニメ化http://www9.nhk.or.jp/anime/moshidora/>>が決まったり、パクリ本が話題になったりして盛り上がってたので、これを機に読んでみました。ストーリ…

マリアビートル

久々にクリティカルヒットな伊坂作品。殺し屋バトルロイヤルの『グラスホッパー (角川文庫)』の続編。今回は高速で疾走する東北新幹線はやてが舞台。ほぼ密室と化したはやての中に所狭しと殺し屋がわんさか。。。今回もものすごい殺し屋バトルロイヤルが繰り…

理系のための投資入門

ガチガチ理系サラリーマンが33歳で上場企業社員の立場を捨てて投資セミナー社員に転職。そこで学んだ投資のノウハウを分かりやすく説明している。著者はリスクを取らないことを良しとしてきたというが、それが一転して膨大とも思えるリスクを取っていて、…

噂のモーガン夫妻

ヒュー・グラントはやっぱイイ! 『トゥー・ウィークス・ノーティス』以来の大ファンなんだが、毎回似たようなオトボケキャラなのになぜか飽きない。一方のサラ・ジェシカ・パーカーも今は『セックス・アンド・ザ・シティ』シリーズで有名なんだけど、それよ…

バイオハザードIV アフターライフ

このシリーズは結構好きで過去3作品は劇場で見ている。今回は日程的に厳しかったが何とか時間が取れてよかった。本作品は3D映像前提の撮影ということで3D映像の完成度は素晴らしかった。冒頭の雨の降り方や一部戦闘シーンでは3Dの弊害で違和感を感じ…

フェルマーの最終定理

『たけしのコマ大数学科』にも出演されている中村亨教授の著書。表紙やタイトルの軟弱さとは裏腹に中身は非常に難しい。サイモン・シンの名著『フェルマーの最終定理』と比べてしまっては可哀想だが、ちょっと難しすぎる。やはり数学者の直接の説明は難しい…

幸せの1ページ

予告編から結構感動モノを期待したんだけど、あと一歩が足りない、、、そんな感じの映画。期待しすぎたか。。。最後が、え?おまいらくっつくの?って感じで、なんだかなぁ、、、という映画だった。見どころはジョディ・フォスタ-の演技だけか。外出恐怖症…

ソルト

観るかどうか迷ったけど映画の日ってことで観てきた。予想外によかった。最近何かと話題の美人過ぎるロシアスパイのニュースとかもあったので、何となくほのぼのムードで見始めた。が、いきなりの北朝鮮での拷問シーンで一気に気が引き締まった。二転三転す…

無限ループ

謎の女子高生ヨーコから怒りの度合いによって相手から金を奪い取れるという不思議な箱(通称シルバーボックス)を入手し、それによって多額の金を得て、そしてそのせいで身を滅ぼすという破滅系ストーリー。他人から突然特殊能力を授かり、そして同じ能力を…

踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!

やっと観た。劇場公開がいつ終わるのかヒヤヒヤしてたが、今日やっと観られた。ホッとした。今回はあまりよくないって噂も耳にしていたけど個人的には楽しめた。確かにこれまでの踊るムービーとは少し違った展開だし、話も何かごちゃごちゃしてた気がする。…

オフシーズン

『隣の家の少女』の衝撃も覚めやらぬうちに、ケッチャムのもう1つの代表作である本書を読み始めた。頭をノーマルモードに戻したら、この本を読むタイミングを逸してしまいそうだったので。。。amazonのレビューで散々な文句が書かれていたので序文を読まず…

口ベタでも人を動かす 魔法のプレゼン

ここ数年、業務の関係でプレゼンの機会が減っていたんだけど、またプレゼンする機会が増えそうな予感、、、ということで、この本を読んでみた。帯には「プレゼン世界一」「13000人絶賛」「決して悪用しないでください。」など、、、スゴイことが書かれ…

初陣―隠蔽捜査3.5

超お気に入りの今野敏「隠蔽捜査」シリーズのスピンオフ作品。期待に違わず最高の作品でした。今回は警視庁刑事部長の伊丹俊太郎が主人公。本編シリーズの主人公である竜崎とは警視庁同期入社にして小学生時代の幼馴染み。竜崎がひたすら拘っている小学生時…

告白(映画)

湊かなえの衝撃のデビュー作『告白』をよくぞここまで忠実に映画化してくれた。原作のストーリーの完成度と映画化シナリオの絶妙さがばっちりかみ合っている。原作はあの形式なので話の流れ、特に時系列的なところを読者が頭の中で補完しながら読み進める必…

隣の家の少女

上野駅構内の書店で「最悪な事が起こります」みたいなフレーズの宣伝POPに気になって手にしてしまった本。。。 うーむ、確かに最悪。なんとも言えない不快さだ。でもこれは評価が分かれる作品だと思う。否定するのは簡単だが、本作品は単なる鬼畜作品ではな…

徹底抗戦

最近自分の中ではHOTなホリエモンこと堀江貴文。『拝金』が思いのほか良かったのでこちらも読んでみた。本書は一連のライブドア事件について堀江被告側から見た見解説明といった内容になっている。ここに書かれていることが真実なら、なぜ彼は逮捕されたのか…

カラフル

生前大きな過ちを犯したために輪廻サイクルから外された少年が主人公。通常、輪廻サイクルから外されたら二度と生まれ変わることができないが、何やら抽選に当たったラッキーソウルだとかで、再挑戦の権利を得ることになる。その再挑戦とは別の死んだ身体に…

1秒で10倍稼ぐありえない名刺の作り方

最近意識し始めたセルフブランディング、パーソナルブランディングの一環として、個人名刺を考えており、参考になりそうということで手に取った本。さすが名刺アドバイザーを自称するだけあって、名刺に関するいろいろなアイディアやうんちくが登場。ただ、…

贖罪

『告白』の映画化で話題の湊かなえ。 『告白』『少女』に続く第3作で、『告白』の本屋大賞受賞後第1作として発表された作品。作品全体に漂う雰囲気は『告白』のそれを思い出させる。また『少女』でキーワードとなっていた「因果応報」という言葉も思い起こ…