読書
大好きな警察小説、隠蔽捜査シリーズの現時点で一応最新刊。『去就―隠蔽捜査6』が小説新潮での連載を終えているので、そろそろ発売されそうだし、ってことで本巻を手にしました。ナンバリングに .5 がついているのは本編ではなくスピンオフ短編集で、これは…
『バリ3探偵 圏内ちゃん』に続く七尾与史作品。実はこちらがデビュー作とのこと。しかもウィキペディアによれば、 第8回『このミステリーがすごい!』大賞の最終選考で受賞は至らず落選するも、内容が評価されて隠し玉(編集部推薦)として出版された とのこ…
『ドS刑事』シリーズ などで有名な七尾与史作品縁あって読むことになったので感想を。今風な感じでなかなか楽しめた。最終章までに犯人を2人まで絞れたけど最後の2択でしくじった。まあ2人に絞ったのも消去法使いまくったし、圏内ちゃんみたいにはいかん…
『桶川ストーカー殺人事件―遺言』の著者として知られる清水潔記者の衝撃作。冤罪で出所した菅家さんといえば誰もが知っているだろう。そして足利事件の概要も多くの人が知っているだろう。だが、その背後に幼い女の子を対象とした連続殺人事件が隠されいたこ…
本屋で見かけて即買いしてしまった。花くまゆうさく先生のメカアフロに魅せられたのかもwww人生をドラクエに見立てて楽しんじゃおうという画期的な発想の転換の啓蒙。全て賛同ってワケじゃないけど、大半の方向性についてなるほどな、と思った。 人生ドラ…
今TBSで本作のドラマをやってますが視聴率がイマイチ伸びない。。。やばい。でもやっぱり隠蔽捜査シリーズは面白いです。半年遅れでやっと読んだ第5弾。少し柔らかくなった気もするが、竜崎は相変わらずの変人だった。それこそが本シリーズの面白さだな。 隠…
ドメイン失効から何とか復活させてみました。2年くらい間が空いてしまいましたが、また読書などを感想を中心に書いていこうと思ってます。ただ映画感想はここじゃなくおれブログの方で書くつもり。というわけで、記念すべき復活一発目のエントリーは堀江貴文…
JR東日本に17年間勤務し、現在は交通や鉄道のコンサルティング・研究に携わっている著者による満員電車撲滅作戦。もちろん本数を増やせば満員電車は解消できるが、現在の過密ダイヤではこれ以上の増便はなかなか難しい。じゃあどうするか? 様々な視点か…
アルファブロガーとして有名な小飼弾氏の新書啓蒙書。さらには”生き残るため”の読書術啓蒙書です。10冊で思考が変わり、100冊で行き方が変わる読書術。スゴイ!新書というと何となく普通の本よりは安いけど文庫本よりは高い、、、みたいな中途半端なイ…
数学に萌える。。。一応理系だけど学生時代は萌えたことなかったな。この数学ガールは学生時代に出会いたかった本の一つだ。小学生の息子が中学に入ったら4冊セットで贈りたいと思う。てか、その頃には5、6冊になってるのかも(汗)4作目の今回は「乱択…
帯にある”『イニシエーション・ラブ』の衝撃、ふたたび”の言葉はさすがに大げさかと思ったが、それでも素晴らしいミスリードっぷりだった。今回はどういう騙しが入ってるのか、と用心しながら読んでも見事に騙された。ちょっと設定自体にトリッキー、そして…
やっと読んだ。amazonの評価がかなり低かったので期待してなかったが個人的には十分楽しめた。前作『拝金』はノンフィクションとは思えないリアルさで話題だったが、こちらも実在する人物・企業をモデルにしており、やはりリアルさでは引けを取らない。最高…
ジロ・デ・イタリア2011、第3ステージでのウォートル・ウェイラント選手の事故死。あまりにも痛ましい事故で前作『サクリファイス』を思い出した。そして、それがきっかけとなり、この続編の『エデン』を読了。 何とも、、、本当に何とも言えない気分に…
科学雑誌「Newton」を久しぶりに読んだ。特に興味のある特集でもなかったのだが、なぜか読んでしまった。相変わらず理系魂をくすぐってくれるいい雑誌だ。そういえば、この雑誌と出合ったのは中学生の頃。学校の先生のオススメ雑誌として紹介されたんだが、…
北海道警察のノンキャリ刑事が巨大な警察汚職に迫る道警シリーズの第4作。といっても今回は汚職絡みではなく、純粋に事件捜査のストーリーになっている。かつて強姦犯に襲われかけた女性に再び脅迫メールが届く。北海道よさこいソーラン祭りの混乱に乗じて、…
バブル崩壊から20年が経とうとしているが、日本経済はデフレと円高に苦しめられ未だに停滞したままだ。ではどうしたらいいのか? そんな疑問にこの本は分かりやすく答えている。ただし、かなり衝撃的な提案なので正しいかどうかはちょっと謎。今のデフレは…
湊かなえ作品第4弾。今回は腹黒女子高生はでませんw とはいえ、人物の内面にあるドロドロした腹黒さは今回も健在。また、それぞれの人物視点での独白が新たな新事実を読者に突きつけるという形も従来どおり。ただ、うまくつながってるようで実は何か噛み合…
『インシテミル』の著者、米澤穂信の作品。単純なパラレルワールドものとして楽しめたが、なぜパラレルワールドに飛んだのかがよく分からなかった。パラレルワールドを行き来する瞬間に死んだ彼女からの呼びかけがあったが、あれはどういう意図だったのか?…
伊坂幸太郎初の新聞連載小説。正直前半のグダグダ感は新聞連載に向いてるんだろうか?とは思ったが、後半に進むにつれてスピード感が出てきて先が気になって仕方なかった。そして、何よりも物語全体に散りばめられたたくさんの伏線が最後の最後で一つに収束…
シリーズ10作『PRIDE』と同時に出されたシリーズガイド本。石田衣良氏のインタビュー、過去作品のあらすじ、登場人物紹介、書き下ろし短篇など、盛りだくさんの内容。過去作品を手元に持たないファンはこれ1冊持ってるといいかも。シリーズの過去の…
石田衣良の池袋ウエストゲートパークシリーズも今作でとうとう第10弾。個人的にこれほど飽きないシリーズは珍しい。今回はモバイル機器、自転車、地下アイドル、ワンボックスカーレイプ、若年ホームレス自立支援施設、といった時事ネタを扱っている。なん…
絶滅危惧種の昆虫を紹介する辞典。環境省が絶滅の危機にある昆虫についてまとめたレッドデータブック掲載の566種のうち100種をピックアップして説明している。乱獲、土地の開発、気候の変化、天敵の移入など、、、人間が原因で絶滅の危機に瀕している…
サラリーマンでも7000万円貯められるというタイトルが気になり読んでみた。うーん、確かにリスクは少なそうだが、コレ実際どうなんだ? 本当にこれで7000万貯まるのか?結果が出るのが何十年も先の話。なので外れても責任追求もないだろうし、書いた…
超高速勉強法というよりは超効率勉強法といった方がいいかもしれない。効率的に確実に短期決戦で記憶するための勉強法。短期間で何かの資格を取りたいって時に役立ちそう。受験とか長期戦だとちょっと微妙かも。個人的には特に資格とか考えてないので、いい…
ホームレス100人へのインタビューの記録。決して同情心を煽ったりする書き方ではなく、ただ淡々とホームレス達の言い分を伝える書き方。悪くないと思う。ただ、ホームレス達の言い分が甘っちょろいというか、、、ちょっと普通じゃありえないほどのダメダメさ…
話題の「もしドラ」やっと読了。発売間もなく本屋で見かけるもなかなか縁がなく読めなかった。NHKアニメ化http://www9.nhk.or.jp/anime/moshidora/>>が決まったり、パクリ本が話題になったりして盛り上がってたので、これを機に読んでみました。ストーリ…
久々にクリティカルヒットな伊坂作品。殺し屋バトルロイヤルの『グラスホッパー (角川文庫)』の続編。今回は高速で疾走する東北新幹線はやてが舞台。ほぼ密室と化したはやての中に所狭しと殺し屋がわんさか。。。今回もものすごい殺し屋バトルロイヤルが繰り…
ガチガチ理系サラリーマンが33歳で上場企業社員の立場を捨てて投資セミナー社員に転職。そこで学んだ投資のノウハウを分かりやすく説明している。著者はリスクを取らないことを良しとしてきたというが、それが一転して膨大とも思えるリスクを取っていて、…
『たけしのコマ大数学科』にも出演されている中村亨教授の著書。表紙やタイトルの軟弱さとは裏腹に中身は非常に難しい。サイモン・シンの名著『フェルマーの最終定理』と比べてしまっては可哀想だが、ちょっと難しすぎる。やはり数学者の直接の説明は難しい…
謎の女子高生ヨーコから怒りの度合いによって相手から金を奪い取れるという不思議な箱(通称シルバーボックス)を入手し、それによって多額の金を得て、そしてそのせいで身を滅ぼすという破滅系ストーリー。他人から突然特殊能力を授かり、そして同じ能力を…