ザキレポ

ネタバレ上等ブログ

インクレディブル・ハルク

マーベルのアメリカンヒーローモノはあまり好きではなかったが、先日見た『アイアンマン』が結構よくて、その主人公トニー・スタークがこの映画に出てくるとかで気になってチェック。本当に最後に出てきてた。チョイ悪風(古い、、、)でやっぱカッコヨスなスターク。

で、こちらのハルクの方はというと、、、皮膚が緑で超マッチョを通り越したキングオブマッチョ! 外見が怪物そのものなのに中身はとっても紳士で優しかったりして、そのギャップがカワイソスなヒーローだ。

カッコヨスとカワイソス、、、同じマーベルのアメコミヒーローでもこんなにも違うのか。

そういえば、前にエリック・バナ主演の『ハルク』も見たけど、あれもヒロインが研究者でその父が軍の偉い人って設定も同じで、やっぱりカワイソスな描写だったっけ。




(「シネマトゥデイ」より)
ブルース・バナー博士(エドワード・ノートン)は緑色の巨人ハルクに変身する能力を隠して生活する日々を送っていたが、ハルクの変身の秘密を知ったテロリスト(ティム・ロス)が怪人アボミネーションと化し、ニューヨークの街を襲う。恋人ベティ(リヴ・タイラー)と街を守るため、ブルースはハルクに変身して危機に立ち向かう。

主人公の科学者ブルース・バナー(エドワード・ノートン)は大量のガンマ線を浴びて緑の怪物ハルクの身体を手にしてしまう。といっても、これ事故じゃないっぽい。自分の研究に自信を持って自ら実験台になったらしい。なので全く同情できんのだが。。。

で、そのハルクの超人パワーを何とか軍用化したい将軍(ウィリアム・ハート)がバナーを追う。将軍の部下で特殊部隊兵士の戦闘マニアなブロンスキー(ティム・ロス)がハルクの素を注入して怪物アボミネーションに変身。将軍の娘でバナーの元カノで研究者のベティ(リヴ・タイラー)がバナーをかばう。といったのが大まかな話の流れかな。

映画冒頭でバナーが身を隠していたのはブラジルのスラム。小屋風の小さな家が適当な感じで連なり、ひとつの要塞と化した街の風景は見もの。そこでバナーはジュース工場の工員として働いていたが、ここの衛生状態がこれまたとんでもない。ジュースを瓶詰めしている上に通路があって人が普通に作業している。案の定、バナーが指先を怪我して血液がジュースに混入、そしてバナーの血液withハルク菌が混入したジュースを飲んだ爺さんがショック死。これ映画では完全スルーされてたが、いろんな意味で大問題だろ。

それからバナーは心拍数が200を超えるとしてしまうってんで、精神状態を安定させて心拍数を常に正常状態に保つ訓練をしてたんだが、その先生があのヒクソン・グレイシー。例の内臓の形とかが分かるような腹を引っ込ます呼吸法を伝授してた。できるわけねーだろ。

そんな逃亡劇も元カノのベティと再会して事態が一転。ベティには別の彼氏ができたらしいが、ちょっとエッチな気分にもなったりして、、、でも、心拍数200超えたら大変なことになっちゃうので自粛。真っ最中に変身しちゃったら、それこそ大惨事だし、、、 つーか、リヴ・タイラーのあの太ももはやべーだろ。映画観てる男みんな200超えちゃうだろ。

ハルクパワーの軍用化だけでなく、娘をたぶらかすのは許すまじ!と、なんとかしてバナーを捕まえたい将軍は特殊部隊最強兵士のブロンスキーを呼び寄せる。このブロンスキーは自ら志願してハルクの素を体内に注入。最初はごく少量の投与で外見は人間のまま超人的パワーを有することに。この段階でやめときゃ最強人間の称号が得られたのに、その後バナーと接触していた研究者ミスターブルー(ティム・ブレイク・ネルソン)からハルクの素のスゴイ版を注入してもらい、アボミネーションというイカツイ怪物に変身。なんだ、どっちも自らの意思で怪物化してるんじゃねえか。みんな迷惑してんだろ。いい加減にしろよ。

とまぁ、こんな感じで美女と野獣と軍隊と、、、って、これはまるで『キング・コング』だな。特にハルクとベティが崖っぷちの洞窟で一夜を明かすところ。あれは絶対意識してる。

さて、ハルク化してる間は怒りで断片的なことしか理解できず単なる破壊野郎だったワケだが、ミスターブルーによって解毒というか中和?をしてもらってからは怒りの制御ができるようになったらしく、アボミネーションとの対決ではちゃんと人間を守るヒーロー的存在に。さらに最後は外見は人間のまま瞳だけが緑になって不適な笑みを浮かべていた。どうやらハルクパワーの完全制御をマスターしたようだ。

そんなワケで↑に書いた『アイアンマン』のスターク登場の件。エンディングでハルクに負けてすっかり意気消沈の将軍の前にスタークが現れる。そして「将軍、我々は今、チームを編成中です」なんてことを。実は日本での公開がハルク→アイアンマンの順だったため混乱したが、米国ではアイアンマンの方が先に公開されていて、すでに2012年公開が発表されているマーベルのスーパーヒーロー大集合映画『アベンジャーズ』への前フリだとのこと。こういうのに弱いんだよな。アメコミヒーロー苦手だったのに、これはもうハマりそうだ。