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突入せよ!「あさま山荘」事件


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突入せよ!「あさま山荘」事件 [DVD]

 

1972年の連合赤軍あさま山荘事件をモチーフに現場指揮官の苦悩を描いた実話ドキュメンタリー映画。

 

犯人グループ側については全く描かれておらず、警察サイドの内部事情にのみひたすら焦点を当てている。

 

そこに違和感を覚える人がいるかもしれないが、だからこそリアリティが増し、感情移入しやすい映画になったんだと思う。

 

(「Oricon」データベースより)

日本映画選りすぐりのベストセラー作品が廉価版で登場!1972年、日本中を揺るがした凶悪事件“あさま山荘事件”を「金融腐蝕列島 呪縛」の原田眞人監督が映画化。役所広司、宇崎竜童、篠原涼子ほか出演。

 

 

 

 

 

それにしても警察内部の縦割構造は予想以上にひどかった。

 

まず事件発生直後、長野県警だけでは手に負えないだろうという後藤田警察庁長官の判断で、警察庁から指揮幕僚団(幕僚長に丸山昂警視監、補佐役として佐々淳行警視正)が派遣されたが、長野県警側はこれに真っ向から対立。武器類だけよこせという長野県警側と反安保学園紛争で実績がある警視庁機動隊投入を提案する指揮幕僚団側とで主導権争いが。。。

 

そうこうしているうちに長野県警の警備不備などから民間人が1人狙撃され死亡。その他いくつかの長野県警側の問題が露呈し、主導権は指揮幕僚団側へと移っていった。

 

印象深かったのは会議室内の席順。長野県警側が指揮幕僚団側の席順も決めるんだが、普通は警視監警視正などの格付けで席順を決めている。しかし、警視正が何人かいるとその中の序列がまた難しい。

 

同じ警視正でも、役職が警備局付警務局監察官だったり、警備局調査課理事官だったりと何かよく分からず、結局は警視正同士の会話の中から序列を判断し、あわてて席順を変更したりしてたのが結構笑えた。

 

あと、佐々淳行氏が会議室で「我々は人質の命はもとより・・・」と発言したシーンはかっこよくてすごい好きなシーン。

 

それからこの会議室で気になったのは、なぜ、長野県警の人はあんなにタバコを吸いまくってたんだろう。分からないまま。。。

 

その後、いよいよ突入段階に入ると、今度は警視庁機動隊の第2機動隊と第9機動隊が功名争いで対立。ここまで縦割構造なんだ。。。と非常に呆れたというか驚いた。

 

突入場面で一番印象に残ったのは、第2機動隊隊長が撃たれ(後に死亡)、急遽副隊長が指揮を任されるものの、極度のプレッシャーからか呆けてしまって、全く指揮ができなくなってしまうところ。人間極度のプレッシャーにさらされると、ああなってしまうものなのかと思った。

 

まぁ、佐々淳行氏の自画自賛映画と言ってしまえばそれまでだが、現場指揮官の苦悩がよく描かれていて、プロジェクトを率いる仕事をしていると似たような境遇になることもあり、個人的に勉強になるし、共感できる映画。もう4~5回は観てると思う。

 

 

 

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