zakky's report

ネタバレ上等ブログ

特命


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 本屋で見かけて気になっていた本。警察小説にハマっている自分の琴線に触れたんだけど、ちょっと期待ハズレ。。。

 とにかく難しいのと、主人公が報われず、何か最後は巨大な闇に包まれ、うやむやにされてしまった感じ。主人公だけでなく、ここまでがんばって読んだ自分も報われなかったって感じだ。。。

 

特命
特命
posted with amazlet at 13.12.08
麻生 幾
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(「BOOK」データベースより) 洞爺湖サミット(主要国首脳会議)の開催を4日後に控え、最大の緊張状態にある成田空港において密入国を図った男が謎の言葉を残して変死した。その男が残したのは、決して洩れるはずのない警察庁の海外特別協力者(エージェント)の暗号名と運営官の実名だった。サミットへの脅威との関連を懸念する警察庁首脳は、一人のキャリア・伊賀剛に単独調査の特命を与えた。将来を嘱望されていると自任する伊賀は、泥臭い調査を命じられ、また裏切り者呼ばわりされることに屈辱を覚えながらも動き始める。難航する調査の末、伊賀が辿り着いてしまったのは、日本政府の秘められた闇とテロハンターたちが持つ警察庁への怨嗟だった…。秘められた“日本警察の裏面”と“国外スパイ活動の実態”を豪快に描き切る衝撃のエンターテインメント、書き下ろし。

 

 プロローグからして分かりにくい。何やら物騒な出来事が世界各地で同時多発的に起きていて、場面がバタバタと変わり、各地でバタバタと人が死んでいく。状況が非常に把握しづらい。分かったことは、何やら重要そうな情報を持った人が何人か死んだっぽいってこと。うーん、何か『24-TWENTY FOUR-』チックではあるな〜。

 主人公は伊賀という35歳の警察官僚。例によって警察庁長官を目指しているという、警察キャリアモノでは当たり前の設定。かなりの自信家で野心家。『震度0』の冬木のようなヤツだ。長官を目指してるヤツって何でこう似たようなヤツばかりなんだろう。

 洞爺湖サミット数日前の緊張状態の中、この冬木、じゃなくて伊賀が警察庁トップから異例の特命を受ける。それは数日前に成田空港の騒動で死んだ男が残した謎の言葉からテロの脅威を探り出せ、という何とも珍妙な隠密指令だ。キナ臭さを感じつつも長官を目指す伊賀は、長官自らのお言葉をいただき、感動して引き受けてしまう。つーか、断れないとは思うけど。。。

 で、ここから伊賀が、南部という元テロハンター、「ワカバ」と呼ばれる海外特別協力者、そして「ワカバ」とシリアの偉い人を結ぶ「ジャハー」なる人物を追うことになる。が、これがもう謎の連続。不自然でツッコミどころ満載。読んでてワケ分からんことだらけだし。。。

 特に文体が好きになれない。「だが」「しかし」「ところが」といった逆接の接続詞の多用がウザい。

○○は××だった。 ところが、△△は□□とした。 だが、◇◇は◎◎となった。

  といった感じで、読んでる方はえ?え?どっちなの?と悩みまくり。途中から、どうせ打ち消すんでしょ!と思いながら読んでたけど。。。

 で、最後はどうオチをつけるんだろう?とそれだけが気がかりで読み進めたんだけど、、、何これ??? 結局、全ては警察庁という巨大な悪に踊らされていたってだけ??? 伊賀はキャラ的にあまり好きじゃなかったけど、これはあまりにカワイそう過ぎる。

 自分が理解できなかっただけなんだろうか? 実は報われたのかな??? 何かもう何を信じればいいの?って終わり方でした。。。とにかく疲れました。。。

 

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