ザキレポ

ネタバレ上等ブログ

映画 アウトレイジ & アウトレイジ ビヨンド

最終章が10月7日(土)に公開されるということで過去2作を鑑賞。

でもこの作品、動画配信サービスでは扱ってないみたいですね。あちこち探したけど見つからず、今回はぽすれんのお世話になりました。

実は北野作品ははじめてだったりする。


アウトレイジ [Blu-ray]

アウトレイジ [Blu-ray]

アウトレイジ ビヨンド [Blu-ray]

アウトレイジ ビヨンド [Blu-ray]

アウトレイジ
(シネマトゥデイより)
関東一円を取り仕切る巨大暴力団組織・山王会組長の関内(北村総一朗)が若頭の加藤(三浦友和)に、直参である池元組の組長・池元(國村隼)のことで苦言を呈す。そして、加藤から直系ではない村瀬組を締め付けるよう命令された池元は、配下である大友組の組長・大友(ビートたけし)にその厄介な仕事を任せる。こうして、ヤクザ界の生き残りを賭けた壮絶な権力闘争が幕を開けた。
映画『アウトレイジ』 - シネマトゥデイ

アウトレイジ ビヨンド
(シネマトゥデイより)
5年前、ヤクザ界での生き残りを懸け壮絶な権力闘争に明け暮れた暴力団「山王会」は関東の頂点を極め、政界にまで勢力を広げていた。彼らの壊滅を目指す刑事の片岡(小日向文世)は、関西最大の「花菱会」と対立させるべく策略を練る。そんな中、遺恨のある木村(中野英雄)に刺されて獄中で死んだはずの大友(ビートたけし)が生きていたという事実が持ち上がる。その後、出所した大友だったが……。
アウトレイジ ビヨンド|映画情報のぴあ映画生活

ザ・理不尽!

一言で言うと理不尽! マジでこれに尽きるw

ヤクザの世界なんてそんなもんなのかな、と思ったけど、まあサラリーマン(半沢直樹)や役人(踊る大捜査線)とか似たようなもんかって気もしてきたw

特に1作目の理不尽さはめちゃくちゃで、大規模ヤクザ組織内の力関係とかで末端構成員が使い捨てにされる様はなんとも哀れだった。組織(親分)のために奔走した大友組なのに、いいように使われただけで切り捨てられて次々と殺されていくのはマジで理不尽だった。。。(TдT)

それでも大友(ビートたけし)なんかは組を持たせてもらってるからまだ我慢しなきゃいけない部分もあるだろう。ヤクザってのはどんなに理不尽な命令でも親分には絶対逆らえないみたいなので。

でも、運転手とかはほんと可哀想。なんかヤクザが襲われると合わせてセットで運転手も撃たれる。一緒にいたから仕方なく殺してるわけじゃなく、別の場所に停まってた車までわざわざ行って拳銃撃ち込んでたりもしてたからなぁ。運転手というかボディガードなのかな?


無駄がない

北野映画の特徴なのか分からんけど、2作続けてみたけどあっという間だった。とにかく無駄が一切ないんじゃないか、というくらいうまくまとまっていて、あと、シーンの切り替えや順序が絶妙なのか、あれだけの人が出てきても(すぐ死ぬからすごい人数出てくるw)全然混乱せずに分かりやすかった。


大友組長というかビートたけしそのものだった

ビートたけしの演技ってあまり見たことなかったのでどんな演技なのかな、やっぱりヤクザになりきってるのかな、と思いながら見始めたんだけど、なんかビートたけしそのまんまだったw

勝手にしろ!バカヤロウ!

とか

カッコつけてんじゃねえ!コノヤロウ!

とか、もろ普段のたけし口調で笑ったわw


でも大友はかっこいいね。組織のために理不尽な指示を実行して、切り捨てられたら「一人くらい生きてないと、結果わからねぇじゃねぇか」って言って、若頭の水野(椎名桔平)を逃そうとした。

まあ生き残ったのは大友なんだけどね。あと裏切りマン石原がいたかw

大友がマル暴の片岡(小日向文世)の説得に応じて自首した時は、え? なぜ最後までやらないの? とも思ったけど、なるほど、「一人くらい生きてないと、結果わからねぇじゃねぇか」ってヤツなのかなと。水野が悲惨な殺された方したからねえw


殺し方が残酷過ぎる!

この映画、殺し方がね、、、ちょっとすごいよね。拳銃で普通にズドンって殺されるのが幸せなんじゃと思うような残酷シーンの数々

↑にも書いたけど、1作目の大友組若頭水野(椎名桔平)の殺され方はまあすごいね。黒い布袋を被せられて地面に固定したロープを首に巻きつけられて車急発進のやつ。でもある意味一瞬で死ねるから苦しくはないのかも。マル暴片岡曰く、ほとんど首取れてたとか。ヒェッ

pinky-media.jp


あとは死んでないけど大友が歯科治療中の村瀬組長(石橋蓮司)を襲ったやつも痛かったなぁw ブラック・レインの松田優作の凶行を思い出したわ。

それと2作目ビヨンドの方では黒い布被せた頭部をドリルでギュイーンってやつもあった。

そして残酷だけど多くの人がスカッとしたと思うのが裏切りマン石原(加瀬亮)の殺され方。ピッチングマシンでボールを頭に当て続けられるというやつ。撲殺なのかな。

死亡フラグがだんだん分かってきた

とにかく死にまくる。総勢何人死んだのか。

見始めた頃は話についてけなかったけど段々と分かってくるもんだね。

2作目とかは死亡フラグが見えてくるというか、だいたい次死ぬやつが分かるw

でも木村(中野英雄)は生き延びてほしかったなぁ。もう最後の方は死亡フラグがバンバン立ってたけど、それでも何とか生き延びてほしかった。1作目では道具不備で指詰めしくじったけど、2作目では道具なしで自分の指を食いちぎったからね。あれは凄まじかった。


最終章が楽しみすぎる

1作目では山王会が勝って終わり、2作目ビヨンドでは花菱会が山王会を乗っ取る形で幕を閉じた。

結果、大友は生き残りはするものの最後は残念な幕引きになってた。

最終章では果たして大友はどうなるんだろうか。なんとなく最後も残念な終わり方になるような気がしてならない。

でも楽しみだ。