ザキレポ

ネタバレ上等ブログ

2008-01-01から1年間の記事一覧

ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女

★★★☆☆ ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女ジョージー・ヘンリー価格傑作C.S ルイス原作のナルニア国物語の実写版です。映像化不可能と言われた作品を見事に画面上に描いています。特にナルニアの核とも言えるライオンのアスランは圧巻です。CGとは思えない…

サクリファイス

★★★★☆ サクリファイス近藤 史恵価格ヨーロッパの青空と乾いた空気が似合う,カラっとした作品3000m走で高校総体を獲りながら,勝利の期待を背負って走ることを嫌って自転車に転向した白石誓。この駆け出しのプロロードマンは,エースのために風を受け,時に…

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国

★★★★★ インディ・ジョーンズ/ クリスタル・スカルの王国 スペシャルコレクターズ・エディション 【2枚組】 [DVD]ジョージ・ルーカス価格インディアナは永遠ですね やはり面白いですね。ドタバタ活劇に加えて、今回は宇宙的に歴史をとらえ、内容を面白くして…

悪果

★★★★☆ 悪果黒川 博行価格関西アウトロー黒川博行はもっと評価されていい作家だと思う。この作品は近年にないピカレスク小説。リアリティはそこいらのノンフィクションを蹴散らし、読者の頭の中で人物が動き回る。警察官がイイ人ばかりじゃないことは皆が... …

大人の科学マガジン Vol.19 ガリレオの望遠鏡

★★★★☆ 大人の科学マガジン Vol.19 ガリレオの望遠鏡価格気分はガリレオ!ガリレオ望遠鏡のレプリカ付き!!という魅力で購入!望遠鏡の筒はプラスチックかと思いきや厚紙を巻いたもので、台座はペットボトルに水を入れて重しにすると少々格好悪いが、レンズ…

28週後...

★★★★☆ 28週後... (特別編)ロバート・カーライル価格そう来たか28日後の続編・・・と言う事で、少々萎えておりました。28日後自体、前半は面白かったのですが、後半の逸れ軍人が出てきてからはトーンダウン。ラストも2種類あってふーんと言う感じでした。で、…

ランボー 最後の戦場

★★★★★ ランボー 最後の戦場 コレクターズ・エディション [DVD]価格永遠の戦士に、安息の日を正月休みに1.2.3を改めて観て、今更ですが4観ました。凄惨な描写、残虐な殺戮の数々。グロさに批判の声もあるようですが、戦争の現実を見てこそ感じる想いがある筈…

私の男

★★★☆☆ 私の男桜庭 一樹価格父と娘読んで驚きました。嫌いな人もいるかもしれないですが、私は共感しました。これほど深い愛憎を生きる人間がこの世にどれだけいるか。どんなに苦しくても悲しくても浮かばれなくても、それだけで生まれてきた価値が... 主人公…

大人の科学マガジン Vol.11 ニュートンの反射望遠鏡

★★★★☆ 大人の科学マガジン Vol.11 ( ニュートンの反射望遠鏡 ) (Gakken Mook)大人の科学マガジン編集部価格先人の偉業を我が手に!!優れた光学ガラスの入手が難しかった当時、ニュートンは屈折式に見切りをつけ、凹面鏡を用いた反射式望遠鏡を開発しました。…

暗いところで待ち合わせ

★★★★☆ 暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)乙一価格奥が深い・・・人との交流を避けて生きようとする、盲目の少女と殺人犯(?)の男。でもやっぱり、ひとりでは生きていけないことに気づく。読後、自分は自分らしくていいと肯定されたようでした。乙一の作品…

鹿男あをによし

★★★★☆ 鹿男あをによし万城目 学価格ロマンティストは計画家。前処女作『鴨川ホルモー』と同じで主人公の顔が浮かびにくい。今回は名前すらない。そして心情もあまり描かれていない。この点がスバラシイ。心情は読者自身があれこれと想いをめぐらせればいいの…

大人の科学マガジン Vol.09 究極のピンホール式プラネタリウム

★★★★☆ 大人の科学マガジン Vol.09 ( プラネタリウム ) (大人の科学マガジン)大人の科学マガジン編集部価格教材としてはお奨めあの有名な大友さんが関係しているというだけでも興味をそそられ、つい子供のためという口実で購入してみました。工作は久しぶりで…

詩的私的ジャック―JACK THE POETICAL PRIVATE

森博嗣「S&Mシリーズ」第4弾。ハマってるシリーズなんだけど、今回はちょっとイマイチだったかなぁ。このシリーズは理系ミステリィと言われるだけあって、全体的に論理的な説明が多いんだけど、本作はタイトル通りちょっと詩的な感じ、文型的な要素が多…

300 <スリーハンドレッド>

ギリシャ最強軍団スパルタ軍の活躍を描いた映画。紀元前480年に起きた「テルモピュライの戦い」をベースとしている。屈強なスパルタ戦士300人が、100万のペルシア軍と戦うって無理無茶無謀な話。300人vs100万人って言ったら、3人で1万人…

夜のピクニック

★★★☆☆ 夜のピクニック(スマイルBEST)多部未華子価格高校生活。「本屋大賞」を受賞した恩田睦原作を映画化。全校1000名で24時間80キロを歩く「歩行祭」が舞台。ミステリー性よりも、学園ドラマ的に展開。恋愛感情、友情、家族感情…、スローテンポで真面目に話…

失はれる物語

★★★★☆ 失はれる物語 (角川文庫)乙一価格なみだが自然と流れてきましたどのお話も好きですが、とくに幸せは猫のかたち が最高でした。電車の中ではらはらと泣いてしまいました 乙一特有の切なさとファンタジーがあふれる短編集。暗い性格の主人公が自分の妄想…

インシテミル

★★★★☆ インシテミル米澤 穂信価格閉鎖空間の疑心暗鬼 設定が少々強引だが、限定された条件で推理する楽しさを味わえる。心理実験めいた殺人ゲームだから、論理と謎解きが本作品のキモとなる。 中程まで読んで、はじめの、いわくありげな「モニターは…」の記…

ボーン・アルティメイタム

前2作(『ボーン・アイデンティティー』『ボーン・スプレマシー』)の内容をすっかり忘れてしまっていたのが残念。単品でも楽しめるつくりではあったけど、全2作を覚えていればより楽しめたんだろうと思う。 結局、最強スパイによる世界を又にかけた自分探…

笑わない数学者―MATHEMATICAL GOODBYE

森博嗣「S&Mシリーズ」第3弾。なんかハマってる。。。 天才数学者天王寺翔蔵博士の住む三ツ星館で巨大オリオン像が消えるマジックと共に殺人事件が起きる。例によって犀川助教授と西之園萌絵がこの事件解決に挑む。 今回は事件の舞台となる三ツ星館の形…

それでもボクはやってない

痴漢に疑われた主人公のその後の運命を淡々と追っていくドキュメントタッチストーリー。 うーん、後味悪いなぁ。。。微妙な映画。確かに引き込まれるんだけど、周防監督が何を伝えたいのかが分からない。日本の裁判の怖さを伝えたかったのかなぁ。 本当に痴…

グラスホッパー

伊坂幸太郎作品、ちょうど読了10作品目。殺し屋バトルロイヤルに巻き込まれた普通の青年の話。 妻を理不尽に轢き殺され、その復讐のために教職を捨てて悪徳非合法企業≪令嬢≫に潜入した主人公の鈴木。相手に自殺をさせる特殊能力を持つ自殺専門の殺し屋、鯨。…

冷たい密室と博士たち―DOCTORS IN ISOLATED ROOM

理系ミステリィ作家、森博嗣氏の「S&Mシリーズ」第2弾。『すべてがFになる』を読んでから少し間が空いてしまった。。。 今回も前作同様密室モノ。同僚の喜多助教授の誘いで局地環境研究センタ(局地研)での実験見学に来た犀川助教授と無理やりついてき…

ソウ4

★★★☆☆ ソウ4 DTSエディションスコット・パターソン価格まだ続編がある前作を見ていなければ全くわからないし、見ていても、この人誰だっけ?ってのあるので、直前に3だけでも見直したほうがいいと思います。全体的にみると冒頭からずっとグロテスクなシーンが…

主人公は僕だった

★★★☆☆ 主人公は僕だった コレクターズ・エディションマギー・ギレンホール価格ファンタジーでヒューマンでラブストーリーファンタジーでヒューマンでラブストーリー・・・。パラレルワールド的な設定の面白さだけでなく、主人公のハロルド・クリック、ヒロイ…

僕の彼女はサイボーグ

★★★★☆ 僕の彼女はサイボーグ 通常版 [DVD]価格しっかりした脚本 クァク・ジェヨン監督の演出とシナリオ術に驚いた!見事です。純愛系に持ち込む部分はすごいです。 地震のシーンで、これで終わりか、意外につまらないと思わせておいて、一気に導入のフリの種…

果断―隠蔽捜査2

『隠蔽捜査』の続編。 前作で長男がヘロインを吸引するという不祥事を起こし、警察庁長官官房総務課長から警視庁大森警察署署長に左遷させられた竜崎。所轄に飛ばされても性格は変わらず、我が道を行くといった感じだ。 難しい判断を迫られても、与えられた…

隠蔽捜査

警察庁キャリア官僚が主人公の異色警察小説。主人公竜崎は東大法学部卒の警察庁キャリア。階級は警視正、役職は警察庁長官官房総務課長というバリバリのエリート。 それにしてもこの竜崎のキャラが強烈だ。原理原則を重んじるかなりの堅物で周囲からは変人呼…

ジャンパー

★★☆☆☆ ジャンパー[DVD]価格楽しめた私は勝ち組純粋にSF・アクションとして楽しめた。確かにストーリーの背景が曖昧で大味だが、そこは視聴者が脳内補完すれば良い。SF映画なんだから何も考えず普通に楽しめばよろしい。やはりヘイデン君はSF映画向きであ... …

そして殺人者は野に放たれる

★★★★★ そして殺人者は野に放たれる (新潮文庫)日垣 隆価格法とはこれほど理不尽か非常に辛辣な言葉で書かれている。あえて辛辣に書かれているのだが、反感は全く覚えない。ということは、現在の刑法がいかに私の感覚からかけ離れたものになっているか、とい…

警官の血 下巻

★★★★★ 警官の血 下巻佐々木 譲価格上巻がしっかりとした伏線になった。 上下巻に渡る佐々木氏の大作「警官の血」であるが、上巻がしっかりとした伏線を引いているので、下巻がしっかりと重厚なドラマとして生きてくる。 欲をいえば、さらにストーリーを先に…